シヤチハタ、オンラインプラットフォームで新事業アイデアを募集中

シヤチハタ株式会社が新たなステップを踏み出します。同社は、2024年8月19日から「新規事業創出プロジェクト」を開始し、従来のインキ技術を新たな事業アイデアとして活用するための広範な募集を行います。今回のプロジェクトは、シヤチハタが長年培ってきた5つの機能性インキを基にしていますが、その目的は企業の持続的成長を支援することと、顧客の多様なニーズに応えることにあります。

プロジェクトの概要

シヤチハタは「しるしの価値」という理念のもと、これまで様々な製品を市場に投入してきました。社会の変化が加速する中、ユーザーのライフスタイルや感性は多様化しており、同社もその価値提供の方法を見直す必要性を感じています。このプロジェクトを通じ、機能性インキの新たな活用方法を模索し、将来的には他分野での事業展開も視野に入れています。

機能性インキの紹介

募集されるアイデアは、次の5つの機能性インキを基にします：
1. 可視化インキ - 見えない物質を見えるようにするインキ。
2. 波長変換インキ - 照射により無色から有色に変化するインキ。
3. 非吸収面用インキ - ゴムや金属といった非吸収面に捺印できるインキ。
4. UV硬化インキ - 短時間で硬化し、強力に密着するインキ。
5. 耐熱インキ - 高温に耐えられ、焼き付けが可能なインキ。

このように、シヤチハタが提供する機能性インキは、実用性の高い多様な用途を持っています。これらを組み合わせた新たなビジネスモデルが期待されます。

応募と結果発表について

応募は、シヤチハタが提供するオンライン共創プラットフォーム「Wemake」で行われます。登録されたアカウントを持つユーザーは、2024年8月19日から10月20日までの間にアイデアを提出できます。受賞作品は、審査を経て最優秀賞100万円、優秀賞50万円、特別賞30万円、ファイナリストには7万円が授与されます。アイデアが採用された場合は、事業化に向けたサポートが行われます。