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中高生研究者たちが挑む新たな科学の扉

2025年2月14日、株式会社ダイセルが主催する中高生向けサイエンスキャッスル研究費の成果発表会が東京本社にて開かれました。この発表会では、次世代の研究者を目指す中高生4チームが各々の研究結果を発表し、その努力と成果を共有する貴重な機会が設けられました。

結集した情熱と創造力

ダイセルは、大阪に本社を置き、あらゆる分野で次世代の研究者育成に積極的な取り組みを行っています。今回は、株式会社リバネスが運営するサイエンスキャッスル研究費において、特に秀でたテーマを持つ4つの研究プロジェクトが選ばれ、半年間のサポートを受けた学生たちがプレゼンテーションを行いました。

参加した研究テーマは、例えば「ホウ素ケージド技術による細胞機能の光制御」や「オジギソウの刺激に対する記憶能のメカニズムの化学的解明」など、いずれも高度で魅力的な内容です。発表会では、各チームが自身の研究過程や成果を発表し、ダイセルの役員たちからの熱心な質問に答える場面も見受けられました。

参加者の声

発表を終えた一人の学生は、「全く異なる分野の研究コーチたちとの対話は最初は不安でしたが、彼らのアドバイスを通じて、仮説の立て方や検証方法、発表の仕方について大変学びがありました」と語りました。この意見は共感を集め、多くの学生が同じような感想を抱いていたことが伺えます。

一方、当社の社員も、「高校生たちの旺盛な好奇心は我々にとっても大きな刺激となり、自分たちの研究や業務にも新しい視点を持たせてくれた」と述べ、若い世代との交流がもたらす影響の大きさを語りました。両者の意見から見えるのは、互いに学び合う重要性と、その実践によって生まれる新しい価値です。

未来の研究者への応援

発表会の後半には、ダイセルが進めている新事業、マイクロ流体プラントの見学も行われ、学生たちは最新の技術を目の当たりにする貴重な機会を得ました。企業の開発現場を直接体験することで、学生たちの視野も広がったことでしょう。

このプログラムを通じて培った経験は、次世代の研究者たちにとって無限の可能性を秘めています。ダイセルは今後も、若き才能たちの挑戦を積極的に応援し、未来のイノベーションを支える基盤を築いていく所存です。なお、今回の発表会で採択されたテーマは以下の通りです：

• - ホウ素ケージド技術による細胞機能の光制御（広尾学園高等学校）
• - オジギソウの刺激に対する記憶能のメカニズムの化学的解明（長野県諏訪清稜高等学校）
• - うずらの胚を観察しながら鶏卵殻内で人工孵化させる方法の検討（神山まるごと高等専門学校）
• - ヒドラの動き方と明暗周期の関係・また低照度の恒常明下における活動量の推移（長野県諏訪星稜高等学校）

このように、ダイセルは未来の研究者たちとの共創を通じて、科学の可能性を拡げていくことに力を入れています。興味を持つ方々は、ぜひこの活動に関心を寄せて見守っていただきたいと思います。

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