トイレ環境を改善するための新たな取り組み
一般社団法人日本トイレ協会は、東京都文京区に拠点を置く団体で、今年度より「第17回JTAトイレ賞」の作品募集を開始しました。この取り組みは、2009年度にスタートした「グッドトイレ選奨」に由来し、改善された審査基準に基づいて、「JTAトイレ賞」と名称を一新しました。
目指すは心地よいトイレ環境
「JTAトイレ賞」は、公共の場で利用されるトイレを誰もが快適に使用できるようにし、持続的な社会の構築を促進することを目標としています。この賞は、トイレ環境の改善に向けた顕著な活動や提案を行った個人や団体を表彰します。審査基準に基づいて、模範となる作品が選ばれます。
参加部門と応募資格
今回の賞では、以下の4つの部門に分かれた作品が対象となります:
- - 建築作品部門:実施済みの建築やインテリアに関する作品
- - 技術・研究・開発部門:技術開発や研究論文など
- - 維持・管理部門:管理や清掃などに関する取り組み
- - 社会的活動部門:普及・啓発活動や市民活動など
応募資格については、年齢や会員資格の有無、国内外を問わず、誰でも参加可能です。また、英語での応募も受付けており、参加費用は無料です。
応募の流れと選考スケジュール
参加希望者は、9月12日(金)までに応募フォームから申し込みが必要です。その後、以下のスケジュールで作品を提出することになります:
1.
作品提出①:9月29日(月)〆切 — A4原稿データをメールで送付(審査用)
2.
作品提出②:10月31日(金)〆切 — A1パネルを宅配で送付(展示用)
3.
審査結果発表:11月10日(月) — 第41回全国トイレシンポジウムにて発表
詳細な応募方法については、日本トイレ協会の公式ホームページや募集要項を参照してください。
審査委员会および選考方法
本賞の審査委員長は、日本大学工学部の中野和典教授で、環境エコロジーや環境工学に精通しています。また、審査副委員長にはお茶の水女子大学の長澤夏子教授が名を連ねています。選考は専門家によって実施され、優れた作品には「JTAトイレ大賞」が、学生には「学生賞」が贈られることもあります。
さらに、全国トイレシンポジウムの参加者による一般投票賞も設けられており、多くの人々がトイレ環境改善のための取り組みに参加できます。選考結果は、全国トイレシンポジウムや後日日本トイレ協会のホームページで発表されます。
トイレ環境とは何か
人々にとって快適なトイレ環境は、ただの衛生的な空間にとどまらず、心地よい体験を提供することが求められています。温かみのあるデザインや機能的な設備は、利用者にとって非常に重要です。トイレの質が向上することは、地域社会全体の福祉を向上させることにつながるでしょう。
この機会に、あなたの考えるトイレ環境の未来を提案し、JTAトイレ賞に応募してみませんか?