恐竜の化石を取り入れたランドセル "ハイノウサウルス"
独創的なランドセルを展開する名古屋の株式会社村瀬鞄行が、今度は恐竜の化石をテーマにした新作「ハイノウサウルス」を発表しました。この作品は、一般社団法人 日本皮革産業連合会が開催する「ジャパンレザーアワード2026」にて、バッグ部門「フューチャーデザイン」に入賞するという名誉を受けました。
「ハイノウサウルス」は、明らかに一目で普通のランドセルとは異なる特異なデザインを持っています。革のパーツを巧みに組み合わせることで、ティラノサウルス、トリケラトプス、そしてディノニクスの3種類の恐竜の化石を再現しています。遊び心あふれるこの作品は、子供たちにとっても夢中になれるアイテムです。
恐竜の骨格を巧みに再現
このデザインの魅力は、革の凹凸によって恐竜の骨格が浮かび上がるところです。大マチには「ティラノサウルス」と「トリケラトプス」、前ポケットには「ディノニクス」が描かれています。手間を惜しまず、革のパーツを切ったり、曲げたり、重ねたりすることで、リアルな恐竜の化石を忠実に再現。
使用されている素材はヌメ革であり、その独特の色合いや質感は時間と共に深まります。使い込むほどに変化するその姿は、まるで長い年月を経た化石のようです。
職人の思いが形に
このクリエイティブなプロジェクトは、日々ランドセルを製作する職人、岡田憲樹氏の独自の発想から始まりました。「子どもにも人気の恐竜を、ランドセルに落とし込めたら面白いのではないか」と考え、素材の特性や加工技術を駆使して「ハイノウサウルス」が誕生したのです。
岡田氏は、2024年の「Japan Leather Award」でも、ランドセルを甲冑風に仕立てた「赤色小札黄銅鋲背嚢具足」でアーティスティックデザイン賞を受賞しています。前作ではランドセルのパーツや端材を再構成し、日本の甲冑をモチーフにしたその造形力が評価されました。
受賞作品展の開催
「ジャパンレザーアワード2026」の受賞・入賞作品は、2026年12月5日から13日まで、東京・表参道のRandで展示されます。この展示会では、「ハイノウサウルス」の実物も間近で見ることができ、写真では伝えきれない革の質感や立体感を体感することができます。
受賞・入賞作品展の詳細
- - 開催期間: 2026年12月5日(土)~12月13日(日)
- - 会場: Rand表参道
- - 展示内容: 「ジャパンレザーアワード2026」受賞・入賞作品
最新情報はジャパンレザーアワードの公式サイトで確認できます。
ジャパンレザーアワードについて
このアワードは、国産なめし革を使用した革製品を対象とするコンテストであり、新しいアイデアや表現の可能性を広く発信しています。
会社情報
株式会社村瀬鞄行は、1957年に創業し、名古屋市中村区に本社および工房を構える鞄メーカーです。ランドセルを主力製品とし、職人の技術を生かした製品開発に取り組んでいます。
- - 所在地: 愛知県名古屋市中村区黄金通4-10
- - 代表者: 村瀬 靖人
- - 公式サイト: 村瀬鞄行