CEATECでセキュリティ展示
2014-09-26 10:38:53
CEATECでクラビスターとミライトが共同展示、未来のセキュリティ技術を紹介
CEATECで見られる新たなセキュリティ技術
日本最大の技術展示会、CEATECで、スウェーデン発のセキュリティ企業であるクラビスターと日本のミライトが共同展示を行います。両社は、企業や公的機関、さらにはクラウド事業者やモバイル事業者向けに高性能なセキュリティソリューションを示すことに焦点を当てています。
展示内容
展示される主な製品には、クラビスターが提供する次世代ファイアーウォールが含まれています。グローバルマーケティング責任者、ファンルーヴ氏が予定している講演では、以下の二点を重点的に紹介します。
1. クラビスター製次世代ファイアーウォールの特長
2. IoTを考慮した組み込み型セキュリティ技術の重要性
これにより、来場者は最新のセキュリティ技術を理解し、実際のビジネスへの応用について考える機会が得られます。
日本市場へのアプローチ
クラビスターは、ブルースター株式会社などの国内パートナーとの連携を強化し、日本市場へのシェア拡大に力を入れています。この国のサイバーセキュリティ市場は、2013年の41億ドルから2023年には約100億ドルに達する見込みがあり、米国に次ぐ世界的な市場となる可能性も秘めています。
特に重要なのは、クラビスターがこの展示会を通して「セキュリティソリューションのリーダー」としての地位を確立しようとする姿勢です。CEATECでの動員数やパートナー企業との協力は、今年の急成長を証明する重要な要素であると考えられています。
グローバルな信頼
スノーデン事件以来、セキュリティ技術が国際的な政治の舞台でも利用されていることが明らかになりました。特に中立国であるスウェーデンの技術が注目されています。ブラジル政府が全面的にクラビスターの製品を導入したことで、日本市場でも中立的かつ高性能な製品が求められる時代が到来することが期待されています。
幅広い製品ラインナップ
クラビスターの次世代ファイアーウォールは中小企業向けのデスクトップモデルから、SLA99.9999%を実現した通信キャリア向けのATCAシャーシによるモデル、仮想環境上のバーチャルシリーズに至るまで幅広い選択肢を提供しています。特に最近発表されたモバイル通信キャリア向けのセキュリティソリューションは、LTEネットワークをサイバー攻撃やデータ改ざんから守るためのもので、多くの注目を集めています。
クラビスターの歩み
1997年に設立されたクラビスターは、モバイルと仮想ネットワーク領域で評価の高いセキュリティプロバイダーであり、世界的に多くの受賞歴を誇ります。その製品は企業、クラウドサービス事業者、通信事業者向けに、高度な防御と信頼性を提供しています。2012年にはフロスト&サリヴァン賞の製品品質リーダーシップ賞を受賞し、インテルのNetwork Buildersプログラムのメンバーでもあります。
ミライトの役割
ミライトは、通信インフラの建設において70年の経験を有し、近年はICTソリューションの分野でも積極的に事業展開を進めています。親会社であるミライト・ホールディングスは2014年に2777億円の売上を記録しており、ミライトはその中核企業として、成長市場への進出を目指しています。通信インフラの建設は売上の約3分の2を占め、そのビジネスはさらなる拡大が期待されています。
おわりに
CEATECでの展示は、クラビスターとミライトが日本市場においてどのように新しいセキュリティ技術を展開しているのかを示す重要な機会です。今後も両社の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
ブルースター株式会社
- 住所
- 東京都港区西新橋1-6-12AIOS虎ノ門4F
- 電話番号
-
050-5856-6194