グリーンプロポリスの研究
2025-04-28 10:30:39

脳機能改善に期待!ブラジル産グリーンプロポリスの新たな研究成果

ブラジル産グリーンプロポリスの特性を探る



概要


株式会社山田養蜂場が実施した研究によって、ブラジル産グリーンプロポリス(BGP)の特長成分であるアルテピリンCが脳に分布することが確認されました。この発見は、BGPが持つ認知機能への効果をより一層引き立てる結果であり、今後の研究に期待が寄せられています。今回はこの研究成果を詳しくご紹介します。

研究背景


ブラジル産グリーンプロポリスは、ビタミンやミネラル、フラボノイドなど多くの栄養成分を含んでいます。その中でも特に注目されるのがアルテピリンCという成分です。これまでの研究では、抗菌作用や抗酸化作用に加え、認知機能の改善や体脂肪の減少、インスリン抵抗性の改善といった多角的な機能が報告されています。アルテピリンCは、脳内での役割についてほとんど研究されていなかったため、本研究はその重要な一歩となります。

研究方法


研究は、健康なモデルを三つの群に分け、各群に通常食またはBGPを含む食事を与えました。BGPは通常食に対して0.5%または1.0%の濃度で混ぜて摂取させ、2週間後に各組織への成分分布を調験しました。この手法により、アルテピリンCの脳への移行が実証されることとなります。

研究結果


1. アルテピリンCの脳への分布


BGPを摂取したモデルでは、通常食の群に比べ脳におけるアルテピリンCの濃度が有意に高かったことが観察されました。これは、この成分が脳機能に寄与する可能性を示唆しています。

2. 広範な組織分布


さらに、BGPを摂取した群では、アルテピリンCが血中や肝臓、腎臓、脂肪などの多くの組織に高濃度で分布していることが確認されました。

3. その他の成分にも注目


研究では、アルテピリンC以外にもBGPに含まれるさまざまな桂皮酸誘導体が組織にどのように分布するかも分析されています。これにより、BGPの持つ多様な健康効果がさらに広がる可能性があります。

今後の展望


本研究の結果は、ブラジル産グリーンプロポリスの有用性を明確に示すものであり、アルテピリンCは今後の健康促進材料としての可能性を秘めています。山田養蜂場は、今後もミツバチ産品に関する研究に注力し、予防医学の観点に立ったアピセラピーの推進を続けていく方針です。

論文発表の詳細


本研究は、2025年3月に「NFS Journal」で発表され、タイトルは「Tissue distribution and accumulation of cinnamic acid derivatives from Brazilian green propolis in mice」となっています。これに伴い、さらなる研究の発展が期待されるとともに、ブラジル産グリーンプロポリスの重要性が再確認されました。


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会社情報

会社名
株式会社 山田養蜂場
住所
岡山県苫田郡鏡野町市場194
電話番号
0868-54-1971

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