関西初の特殊冷凍テストルームが兵庫に開設
デイブレイク株式会社が、兵庫県の伊丹市に関西初の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」とそのテストルームを公開しました。これは全国で展開されているテストルームの一環で、前処理からレシピ開発、解凍方法までをサポートするものです。これまで北海道札幌市、宮城県仙台市、福岡県博多市に続いて、伊丹市が第四の実施拠点になります。
最新技術を活かしたテスト体験
新たに設立された関西テストルームは、最新の調理および冷凍技術を実地で体験できる施設です。「アートロックフリーザー」を用いた様々な調理設備が整えられ、実際に食材を冷凍・解凍するプロセスを学べます。このテストルームでは、業界の最新機器を活かして、加熱と冷却、保管から解凍までの一連の流れが実践可能です。
実演会も開催され、特殊冷凍技術を使った食品の美味しさを引き出す方法についての解説が行われる予定です。これにより、飲食業者や食品製造業者は、食材の鮮度や風味を最大限に活かすための具体的なアイデアを得られます。
更なる取り組みと拡大を目指して
関西エリアでは、「アートロックフリーザー」の需要が急速に高まっており、導入台数は過去2年で約5.5倍に増加しました。特に関西万博に向けての需要増加を背景に、飲食業界や食品製造業での活用が進んでいます。実際に、複数の企業がこの特殊冷凍機を導入し、成果を上げています。
導入事例の紹介
- - 株式会社泉州屋は、品質向上と製造量を拡大するために「アートロックフリーザー」の大型機を導入しました。この企業は冷凍スムージーや冷凍フルーツを製造しており、色や風味が損なわれにくくなりました。
- - 岡山フードサービス株式会社では、人手不足の解消を目的とした計画生産体制の構築の一環として導入し、冷凍加工商品の多様化に挑戦しています。
- - さらに、大阪市の「泉州漁港食堂 きくのや」は、特殊冷凍技術を利用して、生シラスを安定的に提供することに成功しました。これは、特に新鮮さが求められる魚介類に対するニーズに応えるものです。
実際のテストルーム利用方法
関西テストルームは完全予約制になっています。以下の内容を体験可能です:
- - 食材の冷凍・解凍テストを実施し、最新の調理機材を使用した調理体験。
- - 実際に凍結・解凍した商品の試食。
- - 食材に最適なレシピ、前処理、解凍方法の提案。
このように、デイブレイクは関西エリアにおける特殊冷凍技術の普及と地域の食品産業の発展に貢献することを目指しています。特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を通じて、企業が抱える課題を解決し、「未来の食文化」を築く取り組みが期待されています。
デイブレイク株式会社について
2013年に設立されたデイブレイクは、特殊冷凍機の専門会社であり、自社開発した「アートロックフリーザー」は累計約700社に導入されています。冷凍技術を駆使し、食品流通の効率化と品質向上を目指す企業として、今後も努力を続けていきます。