株式会社ポリグロッツがAIを活用した教員採用試験対策を開始

教育現場に革新をもたらす新たな試み

株式会社ポリグロッツが提供する英語学習アプリ『レシピー』は、白鷗大学の奥山慶洋教授との共同研究を通じて、中学教員を目指す学生を支援するプロジェクトをスタートしました。これは、AIを活用して教員採用試験対策を行う画期的な取組です。

『レシピー for School』とは？

『レシピー for School』は、ポリグロッツが展開するアプリの教育機関向けバージョンです。学習の効率化を図り、教育現場の教員や生徒の負担軽減を目指しています。これは、教員志望の学生に向けて、特別に開発された機能の一部です。

本プロジェクトでは、教育の質を向上させるためにオリジナルの英語学習問題を提供し、実際の取り組みから得られた感想やデータを基に、より効果的な試験対策を見出そうとしています。

プロジェクトの背景

近年、小学校から英語教育が導入され、中学校の教師に対しても高い英語力が求められています。さらに、教員採用試験の倍率が減少し、多くの学生が教員を目指しやすくなりました。しかし、実際に教員として活動する際には、求められる指導スキルの不足に悩む若手教師が増えてきています。これを解消するために、特に英語でのアウトプットスキルを鍛える必要があります。

教員採用試験対策の重要性

課題解決のためには、アウトプット能力を高める教育が不可欠です。教員採用試験では、実際に授業を行う際に問われる能力が重視されており、そのためには実践的な英語スピーキング技術が必要です。このプロジェクトは、試験合格を目指す学生に特化したトレーニングを提供することで、実戦でも役立つスキルを身に着けさせることを目的としています。

数々の効果が期待される取り組み

この共同研究の中で、以下のような効果を期待しています：

- アウトプット力の向上：スピーキングトレーニングを通じて、試験や現場で求められる英語能力の向上を図ります。
- 合格率の向上：特化した学習により、合格に必要な力を効率的に身につけられるよう支援します。
- 指導負担の軽減：自主学習を促進することで、教員の負担を減少させることが狙いです。

この取り組みを通じて、教員志望の学生たちが試験合格のみならず、実際の教育現場で活躍するスキルを身につけることを目指します。今後も白鷗大学と連携して、効果的な学習支援を展開していく予定です。

奥山教授のコメント

奥山教授は、本研究の背景について、昨年の外国語教育メディア学会での経験がきっかけだったと説明しています。「教員を目指す学生の英語発信能力を向上させることに寄与することを期待しています」と語っています。

AI英語教材『レシピー for School』の機能

『レシピー for School』は200万人以上が利用する『レシピー』を進化させたもので、生徒が自学自走できる環境を提供します。さらに、教師の負担を軽減するため、授業や宿題に必要な問題をAIが自動生成する機能も搭載されています。このように、教育の質を向上させるための様々な取り組みが展開されているのです。