新しいトレーニング管理システム
2021-07-12 07:00:01

高校・大学野球チームのための新しいトレーニング管理システム、誕生

近年、甲子園出場校の選手たちの体格が大きく変わり、身長に対して体重比が倍増していることが報告されています。この現象は、高校や大学の野球チームにおける「からだづくり」の重要性が増していることを示しています。体格が大きくなることで、選手たちのパフォーマンス向上や怪我のリスクを低減することが求められています。

このような背景から、新たにオンライン指導に対応したトレーニング管理システム「JTS Power & Speed Up Navigator for Baseball」を開発したのが、株式会社JTSです。同社はこれまで個別のトレーニングメニューの作成や実施を行ってきましたが、コロナウイルスの影響で、現場での指導が難しくなったことが新システム開発のきっかけとなりました。

現在、約20の高校や大学の野球チームがこのシステムを利用しており、リアルタイムで選手のデータを収集・分析することで、より効果的なトレーニングが可能になっています。システムでは、選手それぞれのウエイトトレーニングや走力、跳躍力を測定し、その結果をデータベースとして管理します。

例えば、測定データを元に、選手の体力や能力を「10段階評価」で可視化し、前回のトレーニングデータとの比較を行うことができます。また、蓄積されたデータから、今後のトレーニングの負荷設定を算出することも可能です。

「JTS Power & Speed Up Navigator for Baseball」の特徴の一つは、オンライン会議を通じて、測定データの読み取り方法を指導してくれるサービスが含まれている点です。これにより、指導者も選手も、データをより理解しやすくなり、効果的なトレーニングが実現できるようになりました。

ここで、実際にシステムを導入している高校野球部の監督からの声を紹介します。香川県の高校野球部では、選手一人ひとりに最適なトレーニングを提案し、「データの変化」と「技術の向上」が直結していることが実感されています。また、山梨県の工業高校では、過去の選手とのデータ比較を行い、その共通点を見つける取り組みも始まっています。

さらに、群馬県の高校の担当教師は、システムを活用して実績を測定し、成績に連動させることで、生徒のモチベーション向上にも寄与しています。

指導法を見直し、選手の成長を促すための支援を行うために作られた「JTS Power & Speed Up Navigator for Baseball」は、今後も多くのチームに貢献していくことでしょう。これからの活動を通じて、選手たちの夢である甲子園出場を実現するための力強いサポートとなることが期待されています。

このシステムの利用方法は簡単です。申し込み後に提供されるURL、ユーザー名、パスワードを使ってPCからログインし、データの入力や参照を行うことができます。また、Excelによる一括データアップロードも可能で、利便性が高いのもポイントです。月額利用料は11000円(税込)で、必要に応じてログインアカウントの追加や遠隔サポートを受けることができます。

このように、「JTS Power & Speed Up Navigator for Baseball」は、選手たちのパフォーマンスを支えるための強力なツールです。デジタル化されたデータ管理を活用し、さらなる高みを目指す野球チームの未来を切り開く役割を果たすことが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社 JTS
住所
東京都台東区寿3-21-8ナグモビル102
電話番号
03-5246-4480

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