AUTHENTIC JAPAN株式会社、成長率ランキングで評価
福岡市を拠点にサービスを展開するAUTHENTIC JAPAN株式会社が、デロイト トーマツ グループが発表したテクノロジー・メディア・通信(TMT)業界の成長率ランキング「Technology Fast 50 2024 Japan」で、264.1%の成長率をもって21位を獲得しました。また、このランキングは過去3決算期の売上高によるもので、企業の成長性を示す重要な指標とされています。
この取り組みは、日本国内におけるTMT業界の成長企業を称えるものであり、22回目の開催を迎えました。応募対象は上場・未上場の企業を問わず、ハードウエア、ソフトウエア、通信、メディア、ライフサイエンス、クリーンテックなど多岐に渡ります。これにより、企業の規模に関わらず、顕著な成長を遂げている企業が評価される仕組みです。
「ココヘリ」の特長とは
AUTHENTIC JAPANの主力事業「ココヘリ」は、登山者が利用する捜索サービスです。このサービスは、専用の電波を発信する発信機を会員に貸与することで、万が一の遭難時にも迅速な対応が可能となっています。
通常、山岳地帯においては携帯電話の電波が届かない場合が多く、救助活動が困難になることがしばしばあります。しかし「ココヘリ」では、発信機と受信機による「直接通信」を活用することで、民間提携ヘリコプターやドローンがすぐに出動し、登山者の位置を特定します。
このシステムにより捜索時間を大幅に短縮することができ、17万人以上の会員から支持を集めています。今回の受賞も、こうした「命を守る」ためのサービスの重要性が背景にあると言えるでしょう。
代表取締役社長・久我一総の経歴
久我一総さんは、1978年に福岡市で生まれ、西南学院大学を卒業後、2002年にパナソニックシステムネットワークスに入社しました。イギリスの子会社へ出向し、SCM部門の責任者を務めた後、日本に戻り商品企画部門に異動。その後、2011年にAUTHENTIC JAPANを設立し、現在に至ります。彼のリーダーシップのもと、企業は急成長を遂げ、多くの人々の命を守るサービスを提供し続けています。
まとめ
AUTHENTIC JAPAN株式会社は、テクノロジーの力を駆使して登山者の安全を守るという使命を果たし、その実績が成長率ランキングでの評価にも反映されています。これからも、彼らの活動が多くの人々に支持され、広がっていくことが期待されます。