MikroElektronika、新しいSiBRAIN MCU開発標準を発表
MikroElektronika(MIKROE)は、組み込みシステム設計に新たな革命をもたらすSiBRAIN MCU開発標準を発表しました。この革新的なソリューションにより、開発者はこれまでのマイコンにおける煩雑な環境から解放され、シンプルかつ効率的な設計が可能になります。
SiBRAINの特徴
MIKROEのCEO、Nebojsa Matic氏はこの標準の重要性を強調しています。「従来、マイコンごとに異なる操作命令セットやツールが必要でしたが、SiBRAINではそれが不要になります。」この新しいアプローチにより、開発時間が大幅に短縮され、コストの削減と設計の柔軟性が向上することが期待されています。
SiBRAINはMIKROEのClick boardsと同じ「プラグ・アンド・プレイ」コンセプトを採用しており、さまざまなMCUに対応する多様なアドオン・ボードが用意されています。これにより、開発者はピンの数や互換性を気にせず、自由にMCUを選択できるメリットがあります。また、SiBRAINのカードは開発段階で簡単に交換可能で、追加のハードウェアは必要ありません。
簡単な接続と高いサポート
SiBRAINカードは、標準的な168ピンのメザニン・コネクタを2個搭載しており、開発ボードに容易に接続できます。設計上、方向や配置のミスを防ぐ工夫もされています。MIKROEはすでに、STM32、PIC32、TIVA、MSP432、Kinetisなどの人気MCUに対応した100種類以上のSiBRAINボードをラインナップしており、今後も毎週新たなカードを追加していく予定です。
MikroElektronikaの多様なソリューション
MikroElektronikaは、セルビアのベルグラードに本社を置き、業界の変革を支援するハードウェア及びソフトウェアのソリューションを提供しています。2011年からはmikroBUS開発ソケット標準を導入し、その後も1,000以上のClick boardsを開発。他のメーカーの開発ボードにも広く採用されています。
SiBRAINはMIKROEの新しいMCU開発用アドオン・ボードおよびソケットの標準であり、これによりより多くの開発者が簡単に組み込みシステムを開発できる環境が整っています。詳細は公式サイト(
MikroElektronika)をチェックしてください。
まとめ
MikroElektronikaのSiBRAIN MCU開発標準は、組み込みシステム設計における重要なステップであり、今後の発展が非常に楽しみです。技術の進化に直接的に寄与するこの標準が、どのように業界を変えていくのか注目です。