メトロウェザー資金調達
2018-11-19 15:00:33

ドローン社会の安全を支えるメトロウェザーが資金調達を実施

近年、ドローンの普及が進む中で、安全な空の利用が求められており、その一環としてメトロウェザー社が注目されています。特に同社が開発したドップラー・ライダー技術は、ドローンの運航においての最大の敵とされる「風」の影響を正確に把握し、ドローンの衝突やバッテリー切れなどの危険を避けるために必要不可欠な技術として知られています。

ドップラー・ライダーは、大気中の微細なエアロゾルにレーザ光を当て、その反射を受け取ることで風速や風向を計測する装置です。この装置によって、突風の可能性が高いエリアを特定し、ドローンの運航ルートを安全に設計することが可能になります。これにより、ドローン社会における安全性向上とともに、現在進行中の「空の産業革命」に寄与します。

さらに、メトロウェザーは医療や防災、さらには自然エネルギー産業への技術の応用を目指しており、今回のシリーズAラウンドにて調達した2.2億円は、その事業拡大に向けた重要な資金となります。投資家からも期待が寄せられ、特にドローン業界や防災分野での社会的意義が高く評価されています。

メトロウェザーの技術は、優れた精度で風況を観測できるだけでなく、ゲリラ豪雨の発生も事前に通知することが可能です。これは、数十キロ先でごく小さなエアロゾルの動きすら捉えるための高精度な信号処理技術の成果であり、たとえば東京駅から新大阪駅のホーム上のピンポン玉の動きすら感知できるほどの精度を誇ります。

同社のコンセプトは、広範な応用を可能にすることで、都市防災、風力発電、ドローンの運行、安全な航空新技術へと拡大していくことです。特に大きな期待がかけられているのは、洋上風力発電や災害に備えた都市防災事業です。このような技術革新が進むことで、ドローンが空を自由に飛行できる社会が実現に向けて動き出しています。

さらに、同社の成長の支援を行うDrone Fund代表・千葉功太郎氏や、リアルテックファンド代表・永田暁彦氏も興味深い見解を示しており、特にドローンを武器として危機管理や防災に貢献する姿勢が際立っています。それぞれのファンドは、メトロウェザー社の社会実装に向けた活動を積極的に支援していく意向を示しています。

メトロウェザーは、ドローンがますます普及する未来において、社会の安全を守る革新的な技術を提供しつつ、その役割を果たし続けることで、リーダー的存在を目指しているのです。今後の動向にも注目が集まっています。

会社情報

会社名
メトロウェザー株式会社
住所
京都府宇治市五ケ庄西浦20番地21奥田ビル3F
電話番号
0774-31-6116

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