大石膏盛堂新工場
2018-08-07 14:00:20

大石膏盛堂の新工場稼働で医薬品生産体制が強化

大石膏盛堂の新工場稼働で医薬品生産体制が強化



大石膏盛堂は、佐賀県鳥栖市にある医薬品製造会社で、国内外の健康課題に応えるために新工場を稼働させることを発表しました。新工場の運営開始は2018年12月を予定しており、具体的には、山浦地区にある山浦第4工場がその舞台となります。これにより、同社は国内向け医薬品の安定供給と海外導出品の生産体制を拡充させる計画です。

新たな生産体制の整備



延べ床面積1万500平米の新工場は、総工費20億円をかけて建設されており、主に国内向け医療用医薬品の円滑な供給を目指しています。また、GMP(医薬品製造と品質管理に関する国際基準)に適合したクリーンな設備が導入され、工場内は清潔で効率的な環境が整備されています。

具体的な特徴としては、外用剤の基準を満たす10万クラスの空調が整った生産エリアが設けられ、生産フロアの2階から5階には虫害を防ぐために窓を設けない密閉性の高い環境が保たれています。これにより、製造プロセスにおいて高い品質管理が実現されるばかりでなく、生産能力も飛躍的に向上します。自動化技術も取り入れられ、スタッフの負担軽減にも寄与しています。

海外市場への展開



大石膏盛堂は、新工場の本格稼働を受けて、後発医薬品である外用消炎剤市場における普及率向上を目指します。現在、この市場では4割未満の普及率とされており、政府が掲げる80%という目標に貢献することが期待されています。さらに、新工場では米国市場向けに初めての医療用医薬品であるの生産も計画されています。この製品は、帯状疱疹後の神経痛を治療するためのもので、今年2月に日本企業としては初めてFDAの承認を取得しました。

地域への貢献



新工場は地域に根ざした企業として、鳥栖市での雇用創出にも貢献することを目指しています。代表取締役社長の野中良司氏は、「私たちは貼り薬の街・鳥栖と共に成長してきました」と述べ、新工場が生産体制にどれだけの影響を及ぼすかに期待を寄せています。今後も、新工場を中心に、日本及び世界の健康課題に取り組む姿勢を一層強めていく方針です。

今後の予定



今後の主なスケジュールとしては、2018年10月6日に工場の落成式が行われ、年内には段階的に製造ラインが稼働を開始する予定です。国内医薬品の供給のみならず、海外市場への進出も含めた大きな展開が期待されます。今回の新工場稼働は、大石膏盛堂の成長の一つの重要なステップであることは間違いありません。

詳しい情報は公式ウェブサイトをぜひご覧ください: 大石膏盛堂

会社情報

会社名
株式会社 大石膏盛堂
住所
佐賀県鳥栖市本町1丁目933番地
電話番号

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