広島発エシカルブランド「Re:ADY B」が国際舞台で輝く
広島県から世界へ発信するエシカルファッションブランド「Re:ADY B」が、国際デザインアワード「London Design Awards 2026」で金賞を受賞しました。この快挙は、ブランドが持つ社会的なメッセージを体現しており、特に「MIKOSHI Bag」はその象徴です。
国際デザインアワード「London Design Awards」とは
「London Design Awards」は、国際的なデザインコンペティションで、124カ国以上から参加者が集まります。主催するInternational Awards Associate(IAA)は、匿名審査方式を採用し、企業の規模に関わらずデザイン性、革新性、社会的影響を評価します。この熱心な取り組みの中で、Re:ADY Bが金賞を得たことは非常に意義深いことです。特に、日本企業がファッションデザイン部門で受賞したのは初めてのことです。
「MIKOSHI Bag」の特徴
新製品「MIKOSHI Bag」は、日本の祭りに欠かせない“神輿”からインスパイアを受けています。神輿は伝統的な金属加工技術によって作られるものですが、このバッグも同様に、背景にある物語を大切にしたデザインが特徴です。つまり、単なる物を運ぶための道具ではなく、持つ人の物語を伝える役割を担っているのです。
このバッグは、広島の伝統的な帯を再利用し、廃棄寸前の材料に新たな価値を付加しています。帯の長さを保持したままデザインされることで、連続した柄模様が保たれるよう工夫されています。特に、この手法では、装飾のない部分さえもバッグの側面に活かされており、非常に美しい仕上がりになっています。
福祉との連携によるものづくり
「MIKOSHI Bag」は、広島の伝統工芸を引き継ぐ職人たちとの協働から生まれています。手彫りの真鍮製ハンドルは、広島の吉田仏壇金具製作所の職人によるもので、持ち手には「永遠」「繁栄」「再生」を象徴する唐草模様が彫られています。これらの細部にまでこだわった職人技は、品物に対する深い理解と愛情が込められています。
また、三原市の福祉施設「やっさ工房」の職人たちによって、一つ一つ手縫いで仕上げられた革の縁取りは、さらなる価値を生み出します。このように、異なるバックグラウンドを持つ3つの技術が結集した結果、唯一無二の製品が完成したのです。
Re:ADY Bの未来
Re:ADY Bは、単なるファッションブランドにとどまらず、持続可能な社会に向けての取り組みを続けています。彼らは、日本の伝統技術を活かしつつ、現代においても色褪せない価値を次世代につなげることを目指しています。また、ファッションを通じて福祉や社会問題を解決することに力を入れ、「働きがいのある社会」を実現するための努力を行っていくとしています。
今後も、Re:ADY Bから目が離せません。世界中のデザイン界で認められたその魅力を、体感してみてはいかがでしょうか。