人気お料理小説『最後の晩ごはん』がコミカライズ
2024年12月23日、株式会社KADOKAWAより、椹野道流の人気小説『最後の晩ごはん』がコミカライズ版として登場します。この作品は、若手俳優が様々な人々との出会いを通じて成長していく様子を描いており、累計120万部を超える読者から愛されてきました。
原作小説の魅力
『最後の晩ごはん』は、「ふるさととだし巻き卵」を皮切りに、全20冊のシリーズとして展開されています。美味しい料理が登場するたびに、感動的なストーリーと共に心温まる瞬間が届けられます。特に「優しい犬とカレーライス」などは、大好評を博しています。
コミカライズの詳細
今回のコミカライズ版の漫画は森永あぐりが手掛け、キャラクター原案はくにみつが担当。彼らの協力によって、原作小説のエッセンスをしっかりと保ちながらも、独特のビジュアル表現を引き出しています。全ての電子書籍ストアで配信される予定で、特にAmazon KindleやLINEマンガ、BOOKLIVEなどでの購入者には、おまけレシピマンガが付く特典もあります。
あらすじ
物語の中心には、ねつ造されたスキャンダルにより活動を休止することになった若手俳優・五十嵐海里がいます。彼は故郷の神戸に戻るが、状況は思わしくなく、家族すらも助けてくれない絶望の中にいます。行くところもない彼を助けるのは、一風変わった定食屋『ばんめし屋』のオーナー、夏神留二です。
ばんめし屋は夜にオープンし、始発が走る頃に閉店する不思議な店舗。そこで彼は幽霊などの奇妙なお客さんたちと出会いながら、日々の仕事を続けていく中で新たな人間関係や心温まる食事を経験します。それぞれのお客さんに秘められたストーリーに触れることで、海里は少しずつ心の傷を癒やしていきます。美味しい料理が人々の絆をつなぐ、そんな素敵な作品となっています。
作者プロフィール
原作を手掛ける椹野道流氏は、元監察医でありながら数々の人気作品を生み出してきた作家です。代表作に「鬼籍通覧」シリーズや「時をかける眼鏡」などがあります。一方、漫画を担当する森永あぐり氏はボーイズラブ漫画を中心に活動し、高い評価を得ています。
まとめ
この冬、心温まる料理と人々の物語をたっぷりと楽しむことができる『最後の晩ごはん』コミカライズ版は、ファンにとって見逃せない一冊となることでしょう。特に、幽霊たちが織りなす不思議な交流を楽しみにしている皆さん、2024年のクリスマスに向けて、ぜひチェックしてください。