株式会社Mytreyaの革新的技術
株式会社Mytreya(大阪市北区)は、既存のビタミンC美容液を大きく進化させる新技術 "nanoPDS" を駆使した美容液を発表しました。この美容液は、従来のリポソーム化ビタミンCと比較して、なんと約10〜20倍もの高い皮膚浸透性を確保しています。
驚きの浸透率
臨床試験では、赤みやシワを軽減し、肌年齢を若返らせる効果が確認されました。これは画期的な成果であり、抗加齢医学においても大きな注目を集めています。この研究成果は、第25回日本抗加齢医学会総会においても発表され、多くの関心を集めました。
なぜnanoPDSが優れているのか
ビタミンCは抗酸化成分として広く利用されていますが、高い水溶性ゆえに肌のバリアを越えにくいという課題があります。従来のビタミンC誘導体によるアプローチもありましたが、結局は肌内部で元のビタミンCに戻る必要があります。
この問題を解決するために、nanoPDS技術が導入され、極めて高い肌への浸透を実現しました。nanoPDSは薬物送達システム(DDS)技術の一環であり、高分子成分であってもその特性を変えずに皮膚を通過できるのです。
臨床試験の結果
ヒト臨床試験でも、nanoPDS化されたビタミンCクリーム(濃度20%)が、シミやシワを減少させ、肌年齢の若返りを実証しました。特に、リポソーム化製品と比較して、nanoPDSの有効性は明確です。肌の再生力や修復力が高まり、細胞活動が向上しているのです。
科学的なメリット
nanoPDS技術を用いた美容液は低濃度でも目覚ましい効果を発揮します。リポソーム化ビタミンCと対等な細胞活性を保ちながらも、驚異的な皮膚浸透率を実現しました。肌年齢を改善し、見た目の老化を防ぐための一歩となることでしょう。
これからの展開
Mytreyaは、nanoPDS技術を基盤にさらに多くの臨床試験を行い、製品開発へと繋げていく方針です。また、エビデンスに基づいたスキンケアのアプローチで、国内外の市場をターゲットにしていきます。科学と美容の融合により、より質の高い製品を提供することで、社会への貢献を目指す姿勢が見えます。
結論
nanoPDS化されたNMN/エクソソーム/ビタミンCを含む美容液は、従来の技術を凌駕する高い浸透性と抗老化活性を実現しました。肌の老化に悩む方々にとって、非常に有望な選択肢といえます。