ビジネスシーンにおける経費精算の効率性が向上しました。LINE WORKS株式会社が発表した「LINE WORKS OCR(請求書特化型)」が、アルプス システム インテグレーション株式会社のクラウド型経費精算サービス「BIZUTTO経費」に統合されることで、ユーザーは請求書処理に要する手間を大幅に軽減できるようになります。
この新連携サービスは2025年4月20日から導入され、請求書の画像をスマートフォンでアップロードするだけで、必要な情報が自動的に取得される仕組みです。具体的には、請求書から読み取ったデータは申請画面に自動で反映され、ユーザーは手探りで情報を入力する手間がなくなります。特に注意が必要な適格請求書登録番号(インボイス番号)も、国税庁のサイトと照合を行い、リアルタイムで確認できるため、安心して利用できます。
この機能により、経費精算を行う社員一人ひとりの手入力作業は削減され、文書の認識精度が高いため誤入力も防げます。これに伴い、承認作業での差戻しなどによる時間浪費も軽減され、業務スピードが向上します。日常的な経費処理のストレスから解放されると同時に、業務全体の生産性もアップするでしょう。
アルプス システム インテグレーション株式会社のクラウドソリューション事業担当取締役和田秀之氏は、「LINE WORKS OCRとBIZUTTO経費の連携により、請求書処理の効率化を果たし、お客様の業務負担を減らすことができることを嬉しく思います」と述べています。
また、「BIZUTTO経費」は、そのシンプルなデザインが特徴で、操作マニュアルを見なくても直感的に操作できるのが魅力です。入力補助機能や誤入力を防ぐチェック機能も充実しており、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しするための「ペーパーレス」「キャッシュレス」「オペレーションレス」の三つのレスを提唱しています。この新しい経費精算の枠組みは、企業にとって使いやすいだけでなく、コスト削減にも貢献します。
さらに、BIZUTTO経費は、2年目以降の料金を半額にするオプションや、グループ企業での一括契約による割引プランも用意されています。このため、企業は経費精算サービスを利用し続けやすく、業務のデジタル化に向けた取り組みにも柔軟に対応できます。
一方、LINE WORKS OCRは、スキャンや写真撮影した請求書の文字をテキストデータとして変換するサービスです。特にフォーマットが決まっている帳票や特化型、非定型の書類にも適応できるため、様々な用途に応じた利用が可能です。これにより企業は書類管理の手間を省き、業務効率化を図ることができます。
今回の連携により、「BIZUTTO経費」を利用する企業は、さらにスムーズな請求書処理が実現できるとともに、業務全般のデジタル化が進むことで、より多くの時間とリソースを本業に集中できるようになります。この新たな機能が、企業の経費精算業務の未来を変える第一歩となるでしょう。