大学生の満足度調査が示す新たな風景
最近、株式会社学情が実施した調査によれば、2026年3月に卒業を控える大学生および大学院生の実に8割以上が「大学生活に満足している」との結果が得られました。この調査は、彼らの大学生活がどのように形成され、どのように感じられているのかを探るものであり、特に新型コロナウイルスによる制約が続く高校生活を経ての大学生活の充実度が際立ちました。
満足度の内訳
調査によると、「非常に満足している」と回答した学生は48.0%であり、さらに「どちらかと言うと満足している」と答えた33.3%を加えると、8割以上の学生が大学生活において充足感を得ていることが明らかになりました。まず注目すべきは、彼らが挙げる具体的な声です。
“学びたかった分野の授業を受けることができ、満足している”
“授業、サークル、アルバイトなどで友達ができ充実している”
“高校時代はコロナの影響で活動が制約されていたが、大学に入ってからは行動制限が緩くなり自由に課外活動ができている”
これらの意見からは、新たな環境での学びや友人関係の充実が、大学生活に対する満足感を大きく助けている様子が伺えます。
大学生活で注力していること
さらに、大学生活において学生が特に力を入れていることとして最も多く挙げられたのは「大学の授業」で、45.9%の学生がこれを挙げました。その後に続くのは「部活・サークル」の43.5%、さらに「アルバイト」の40.8%です。多様な活動を通じて、自分の成長を支える要素が多岐にわたることが分かります。
今年度の目標
特に今年度において、大学3年生の学生たちが重視したいことも「大学の授業」が最多となっています。具体的には40.8%がこれを望んでおり、その後に「就職活動準備」が33.0%、「資格取得のための勉強」が32.7%と続いています。このことから、学生たちが学びを重視し、同時に社会に出るための準備も怠らない姿勢が見て取れます。
調査の背景と意義
この調査を行った背景には、2026年卒の学生が新型コロナウイルス影響下で高校時代を過ごし、大学入学後に徐々にリアルな活動へと戻ってきたという点があります。彼らは、これまでの制約を乗り越え、新たな学びの場で自分の望む未来に向けて積極的に行動している様子が鮮明に映し出されています。
株式会社学情について
株式会社学情は「つくるのは、未来の選択肢」をスローガンに掲げ、20代の社会人や学生の転職・就職をサポートするサービスを提供しています。主なサービスには、20代専門転職サイト「Re就活」やスカウト型就職サイト「あさがくナビ」などがあります。
今後もこのような調査を通じて、学生たちの声を形にし、彼らの未来をより豊かなものにするための環境づくりに貢献していきたいと考えています。