伊藤忠グループBelong、AIハッカソンで小売部門最優秀賞を受賞！中古スマホ事業に革新をもたらすAIアプリ「b-moz」開発

伊藤忠グループBelong、AIハッカソンで小売部門最優秀賞を受賞！

伊藤忠グループの株式会社Belongは、CTO福井達也氏とソフトウェアエンジニア小堀僚之氏の2名が、Google Cloud協賛のAIハッカソン「AI Hackathon with Google Cloud」において、「Best of Retail（小売賞）」を受賞したと発表しました。

このハッカソンは、Google CloudのAIプロダクトとコンピュートプロダクトを活用した革新的なアプリケーション開発を競うもので、全国から多くの応募がありました。審査基準は「アイデアの質」「問題の明確さと解決策の有効性」「アイデアの実現」の3点で、Belongのチームは高い評価を獲得しました。

受賞作品「b-moz（ビーモズ）」：中古スマホ市場の課題解決に貢献

受賞作品である「b-moz」は、中古スマートフォン・タブレットなどのデバイスのカタログデータ収集を自動化するAIアプリです。EC・小売業界では、正確な商品情報の管理が重要であり、特にAndroid端末のように多様なメーカーやキャリアから発売される製品の場合、人手による情報収集は時間とコストがかかる課題でした。

「b-moz」は、GoogleのGemini、Cloud Run、Programmable Search Engineなどを活用することで、この課題を解決します。スマートフォンを対象とした検証では、90～95％の高い精度で情報を収集できることを実証しました。

Belongでは、2024年11月より「b-moz」を中古スマートフォン・タブレットのデバイス管理オペレーションに適用しています。従来3日かかっていたカタログデータ収集作業を1日に短縮し、時間と人件費の大幅な削減を実現しました。この効率化により、高品質な中古スマートフォン・タブレットをよりお求めやすい価格で提供できる体制が整いました。

今後の展開：多様な商品カテゴリへの展開とAIによる品質保証

Belongは、「b-moz」で構築したカタログデータ収集の仕組みを、他の商品カテゴリにも展開することを計画しています。また、AIを活用してデータの正確性を高める仕組みの構築にも取り組んでおり、誤ったデータによるマスタデータの汚染を防ぎ、より信頼性の高いサービス提供を目指します。

これらの取り組みを通じて、Belongは業務効率の向上とコスト削減をさらに追求し、中古スマホ市場におけるイノベーションをリードしていきます。

Belongと中古スマホ販売サービス「にこスマ」

Belongは、「大切な人に誇れる、次なる価値を届けよう。」を合言葉に、中古スマホのECサイト「にこスマ」や法人向けサービス「Belong One」などを展開しています。「にこスマ」では、高品質な中古スマホを厳選し、詳細なコンディション情報を掲載することで、お客様に安心と信頼を提供しています。

今回のAIハッカソンでの受賞は、Belongの技術力と革新性を示す大きな成果であり、今後の中古スマホ市場における更なる発展に期待がかかります。