医療人材不足を解決へ！HANOWAがシェアリングプラットフォームで成長を加速する

医療人材不足への取り組みを強化するHANOWAのシェアリングプラットフォーム

株式会社HANOWAは、医療人材不足の解消を目的として、シェアリングプラットフォームを運営しています。2019年12月にサービスを開始して以来、特に歯科衛生士向けの人材登録が進み、ユーザー数は急成長を遂げています。最近では、登録された歯科衛生士数が700人を超え、マッチング件数も月ごとに20%の成長を見せています。

資金調達の背景

このたびHANOWAは、プレシリーズAラウンドにおいて6,000万円の第三者割当増資を実施しました。これによって、開発体制の強化や顧客サポートの充実、マーケティング活動に注力し、さらなる成長を目指します。特に、ガゼルキャピタルや大冨智弘氏、遠藤健治氏が前回のシードラウンドから引き続き投資を行っています。

医療人材不足の実情

日本では多くの医療人材が、結婚や育児などを理由に働けていない状況があります。看護師の有資格者は約192万人のうち121万人が実際に働き、アクティブ率は63%です。また、歯科衛生士は約28万人が存在しているものの、実働しているのは約13万人でアクティブ率は46%と言われています。これらのデータからも、働く意欲はあっても家庭の事情で働けない「潜在医療従事者」が100万人以上いるとされています。

HANOWAはこれらの潜在医療人材に対してシェアリングエコノミーのプラットフォームを提供し、円滑な社会復帰を助けることで、医療人材不足の解消に寄与しています。

今後のビジョン

今後、HANOWAは歯科分野に絞った人材シェアリングプラットフォームの強化を図ります。具体的には、シフト管理や人事労務管理などをデジタルトランスフォーメーションを通じて改善し、歯科衛生士、歯科医師、歯科助手の分野で成長を続けていく方針です。最終的には、看護師や薬剤師など、より多くの医療分野に対してもサービスを展開し、医療従事者の活用を進める考えです。

HANOWAのプラットフォーム

「HANOWA」とは、新卒求人倍率が20倍とも言われる歯科衛生士の人材不足を解決するために立ち上げられたシェアリングプラットフォームです。2021年春からは、歯科医師や歯科助手などの職種展開を計画しており、医科・歯科のデジタルトランスフォーメーションを進めることを目指しています。具体的には、HANOWAの公式サイトからも詳細な情報が確認できます。