キラル株式会社、川崎起業家オーディションで6賞を受賞し未来を切り開く

キラル株式会社、川崎での成功を収める

キラル株式会社は、東京都に本社を構える成長著しい企業です。この度、2025年9月26日（金）に開催された第144回「かわさき起業家オーディション」の最終選考会において、彼らの提案した「育児を楽しみ、前向きに将来を生きるためのプロジェクト」が評価され、6つの賞を受賞しました。

賞の概要

受賞した賞は以下の通りです。これらの賞は、ビジネスプランの革新性や実現可能性、社会貢献度などに基づいて選ばれています。

- かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
- かわしん賞
- 城南信用金庫賞
- 川崎中小企業診断士会応援賞
- 日本弁理士会関東会会長賞
- ストーリー賞

川崎起業家オーディションとは

川崎市産業振興財団が主催するこのオーディションは、地域の起業家を応援し、新たなビジネスプランを広めることを目的としています。2001年から続いており、年4回開催されています。これまでに300社以上の企業が参加し、地方発のベンチャー企業にとっての登竜門となっています。参加者は選考を通じて多くの有力な企業や金融機関、有識者に対して自身のビジネスプランを発表し、新たなビジネスの立ち上げや協業の機会を模索します。

今回、キラル株式会社が受賞したことは、彼らのビジョンと、地域社会に対する貢献への期待が大いに寄せられている証です。

キラル株式会社のビジョン

キラル株式会社は、ライフステージに伴う様々な心と身体の健康課題に焦点を当て、「ライフステージヘルスケアプラットフォーム」の構築を計画しています。既にデジタルセルフケアアプリである「WELFEM」を公開しており、特にZ世代女性に受け入れられています。今後は周産期や子育て期の「ストレス・孤独・コミュニケーション不全」に対する包括的なサポートの提供を目指しています。

周産期うつ病は、日本の女性の約11.5～15.1%、男性の8.2～13.2%が経験すると言われており、この問題への取り組みは急務です。キラル株式会社は、患者自身だけでなく、そのパートナーや家族もサポートの対象とした新しいアプローチを提案しています。

科学的根拠に基づくアプローチ

同社が注目しているのは、WHOが推奨する「アクセプタンス＆コミットメント・セラピー（ACT）」です。この心理療法は、患者の現状を受け入れ、大切な価値観に基づいて行動を変えていく技法です。キラル株式会社はこの科学的根拠に基づいたアプローチを用いて、患者や家族、周囲の人々との連携を強化し、誰もが安心して過ごせる社会の実現を目指します。

今後の展開とさらなる支援

今回の受賞を通じて、キラル株式会社は独自の特許ポートフォリオをも有しており、自社のビジネスやサービスを守る取り組みの重要性も評価されています。同社は、将来的には壮年期からシニア期にかけても健康サポートを提供するプラットフォームの開発を計画しています。

最後に、キラル株式会社は今後のプロジェクトに向けて、協働や共同創造を希望するパートナーを募っています。私たちと共に社会課題を解決し、より良い未来を創造するために、皆様のご支援を心よりお待ちしています。