震災後の心のケアが企業に求められる時代:調査結果発表
震災後の心のケアが企業に求められる時代
2023年、東日本大震災からの復興が進む中、企業の従業員支援に対する関心が高まっています。株式会社アドバンテッジ リスク マネジメントが実施した調査によると、震災後のメンタルヘルスサポートが必要だとの声が多く寄せられています。この調査は、震災の影響を受けた企業の人事部門を対象に実施されたもので、参加者から得たデータが今後の企業の対応に影響を与えると考えられています。
調査の概要
この調査は、東京と大阪で開催された説明会に参加した77社の人事担当者からの回答を元に行われました。アンケートの結果、76.4%の企業は震災によって活動に支障をきたしたとし、73.6%の企業が直接的に被災した従業員がいると述べています。この数字は、震災が企業に与えた影響を如実に示しています。
さらに、震災の後、従業員のメンタルヘルスに対するサポートを強化する必要性について、76.7%が同じ認識を持っています。特に、最も支援が必要な対象とされるのは、91.1%の企業が挙げるように、被災地域の従業員本人となっています。
企業が直面する課題
調査の中で、心のケアに関する今後の懸念事項として最も多く挙げられたのは、被災従業員のメンタル不調の増加であり、62.7%がこれを危惧しています。このことから、企業はメンタルヘルスの問題に対して積極的に取り組む必要があると強く感じていることが分かります。
心のケア支援の取り組み
アドバンテッジ リスク マネジメントでは、震災後の心のケアに関する支援の一環として、説明会や「震災時の心のケア対応マニュアル」の配布を行っています。さらに、被災した従業員やその家族を対象にしたEAPサービスも提供し、実際の支援に取り組んでいます。 このような取り組みを通じて、被災地の皆様への支援を継続的に行い、心のケアに関する総合的な対応を実施しています。
今後の展望
さらに、顧客企業に限らず、より多くの企業に向けて心のケアを提供するために、4月22日には東京、4月27日には仙台にて追加説明会を開催します。これにより、心のケア支援を広げ、より多くの企業での意識の向上を目的としています。
震災からの復興には時間がかかることがありますが、企業がその過程で従業員の心の健康をしっかりと支えることは、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。今後とも心のケアに関する施策の推進を通じて、被災地の一日も早い復興と、企業の成長に寄与していきたいものです。
会社情報
- 会社名
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株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント
- 住所
- 東京都目黒区中目黒2-1-1中目黒GTタワー17階
- 電話番号
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03-5974-3800