知的財産を活用したビジネス支援イベント「つながる特許庁」
特許庁が、ビジネスシーンにおける知的財産の重要性を強調し、全国各地で「つながる特許庁」イベントを開催します。この取り組みは、地域の企業や支援機関が自らの先進的な取り組みを紹介し、専門家によるセミナーで知財活用のヒントを得ることを目的としています。2023年9月4日、大阪府大阪市での開催を皮切りに、2024年2月までの約半年間で全国9都市を巡るスケジュールが組まれています。以下でこのイベントの詳細をお伝えします。
1. 「つながる特許庁」とは
「つながる特許庁」は、地域の企業や支援機関などによって提供される先進的な取り組み事例を通じて、参加者に知的財産の重要性を再認識してもらうことを目的としたイベントです。各分野で活躍する専門家が登壇し、知的財産をビジネスにどう活かせるか、様々な気づきを提供します。
特許庁は、地域を訪れ直接交流することで、参加者が知的財産をより身近に感じ、地域の取り組みを全国へ発信できる機会を提供します。参加は無料で、多彩なプログラムが用意されており、知的財産の活用方法やビジネスチャンスについて学びながらネットワークを広げることができます。
2. 開催予定都市
「つながる特許庁」の具体的な開催地と日程は以下の通りです:
- - 大阪府大阪市(2023年9月4日)
- - 青森県青森市(2023年9月19日)
- - 北海道函館市(2023年10月1日)
- - 栃木県宇都宮市(2023年10月22日)
- - 沖縄県(日時未定)
- - 山口県山口市(2023年12月19日)
- - 鹿児島県鹿児島市(日時未定)
- - 愛媛県松山市(2024年2月13日)
- - 愛知県名古屋市(2024年2月25日)
3. イベント内容
それぞれの開催地では、知的財産の活用やビジネスチャンスに役立つセッションが行われます。大阪市で行われる第1回のメインテーマは「万博と知財」。このテーマの下、1970年から2025年に至るまでの企業経営における知財の進化について講演が行われます。
-
講演者には、ダイキン工業の知的財産部長・安部剛夫氏、地域産業と万博について登壇する大阪商工会議所副会頭・立野純三氏など、各界の第一人者が揃います。
-
パネルディスカッションでは、知財の役割がどのように変遷していったのかを、二度の万博に照らして考察します。
また、イベント後には日本弁理士会主催の交流会が設けられ、参加者同士のネットワーキングが促進されます。
4. ご参加について
参加を希望する方は、事前に申し込みが必要です。※参加方法は会場参加とオンライン参加があり、詳細は以下の特設ホームページからご確認ください。
まとめ
特許庁が提供する「つながる特許庁」は、地域企業を支援し、知的財産に関する認識を深める貴重な機会です。各地域での知財に関わる取り組みを学び、ビジネスチャンスを広げるために、ぜひ多くの方の参加をお待ちしています。