PaynとJTBグループ、旅行業界のキャンセル問題解決に向け業務提携を開始

PaynとJTBグループが旅行業界のキャンセル問題に挑む

Payn株式会社（東京都中央区）と株式会社JTB（東京都品川区）は、旅行業界におけるキャンセルに関するさまざまな課題を共に解決するため、業務提携を発表しました。これは、業界全体が直面しているキャンセルに関わる問題を、一つの企業だけの力ではなく、連携することで効果的に解決することを目的としています。

キャンセル問題の現状

旅行業界では、宿泊施設や飲食店などにおいて予約が必要です。しかし、無断キャンセルやキャンセル料の請求業務に関する負担、さらにはキャンセル料が未払いになる問題が依然として存在しています。これらはすべて、業者にとっては経営の負担となっており、解決が求められています。

Paynは、キャンセル料の請求や回収業務の自動化を提供するツール「Payn（ペイン）」を展開しており、これを通じて業界の課題解決を目指しています。JTBグループは、多くの事業者と日々関わりを持つ中でこの課題を常に認識しており、Paynとの提携を通じて、より一層の解決を図ることができると信じています。

業務提携の具体的な内容

業務提携では、JTBが提供する「JTBデータコネクトHUB」とPaynのシステムを連携させることにより、キャンセル料の請求・回収がシームレスに行える仕組みを実現します。この仕組みにはPaynが保有する特許技術も活用され、より効率的な業務運営が期待されます。また、JTBグループの傘下にある株式会社 JTBビジネスイノベーターズ（JBI）は、包括的な決済ソリューションを傘下に持つことで、さらに多様なニーズに応えるサービスを展開する予定です。