音のアートが生み出す新しいブランド体験
現代社会における音の重要性は、近年ますます高まっています。私たちの日常生活は、SNSやAIによって膨大な情報に溢れていますが、一方で視覚に頼りすぎることが、逆に心の疲れを招いているのかもしれません。そこで注目されているのが、音に焦点を当てた新たな空間デザイン、「サウンド・ブランディング」です。
聴覚を通じたウェルビーイング
アメリカ在住の日本人サウンドプロデューサー、イクイ・ミナトは、聴覚に主軸を置いた空間設計の先駆者です。彼女のサウンドデザインは、緻密に計算された倍音設計とリズムが特長で、心を揺さぶるような音楽体験を提供します。彼女が手掛ける音楽は、単なるBGMではなく、聴く人の心に影響を与え、リラクゼーションや集中力を高める「サウンドウェルネス」として評価されています。
イベントの詳細
彼女が提案する「音を通じた空間体験」をより深く理解するために、7月20日に大阪の心斎橋PARCO内にてトークライブイベントを開催します。このイベントでは、イクイ・ミナトが自らの音楽哲学を語り、実際の音楽体験を通じて、聴覚から得られるウェルビーイングの可能性を探ります。
サウンド空間の実績
イクイ・ミナトは、国内外のVIPラウンジやラグジュアリースパでの空間設計を手掛けています。例えば、心斎橋PARCOの完全招待制ラウンジでは、528Hzのソルフェジオ周波数を用いた楽曲が流れ、視覚、嗅覚との調和が生まれています。このラウンジに訪れる人々は、音楽によって日常から離れ、非日常の世界を体験することができます。
また、彼女の製作した楽曲「Waven to Fate」は、ニューヨークで開催されるTextile Month 2024で発表され、音が服の背景にある物語を語る新しい体験として注目を浴びました。このように、音はブランドの体験価値を深める重要な要素となりつつあります。
音楽の力
イクイ・ミナトが音に込めたメッセージは、「違いは美しさである」という哲学です。彼女の音楽は、国やジャンルを越え、多様性の中にある美しさを表現しています。音楽はただのエンターテイメントではなく、聴く人々に新たな気づきを与え、心に響く体験を提供するものでもあります。
エッセンスを感じる時間
今回のトークライブでは、聴覚の大切さとその心理的、身体的影響について深い洞察を得られる時間を持ちます。参加者は、音楽によって自身の内面との対話ができる「聴く瞑想」を通じて、自己肯定感を高め、心身ともに落ち着いた状態を体験できることでしょう。
まとめ
サウンドブランディングが新たな価値を生み出す時代に突入しています。音は、ただ聴くだけのものではなく、空間全体を形作る重要な要素として、我々の生活に影響を与えています。イクイ・ミナトのアプローチは、音の新たな可能性を示しており、グローバルな視点でのサウンドデザインの重要性を感じさせてくれます。心斎橋PARCOで開催されるトークイベントでは、ぜひその哲学と体験を直に感じてみてください。