働く親の中学受験特集の魅力
9月8日発売のAERA 9月15日号では、共働き家庭やひとり親家庭が中学受験にどのように向き合っているかをテーマにした特集が組まれています。近年、増加するこのような家庭は、塾への送迎やお弁当作り、スケジュール管理など、日常の中で受験のサポートに多くの時間を割かれています。特に忙しい日々の中で、どのように効率的に学習を進めていくかは多くの働く親の悩みでもあります。そこにフォーカスを当て、実生活に役立つ情報を満載した特集となっています。
特集の一環として、塾選びのポイントや役立つフローチャートも紹介されており、特に時間のない親たちにとっては貴重な指針となるでしょう。また、中学受験カウンセラーの安浪京子先生が厳選した「学習マンガ14選」も見逃せません。最近では、動画コンテンツの普及により活字離れが進んでいますが、マンガは楽しめるだけでなく、学びの入り口としても効果的だと言われています。安浪先生が勧めるマンガを通じて、子どもが興味を持ちやすく、知識を吸収しやすくなることでしょう。
著名人による受験体験
また、本号では「著名人が語る中学受験のリアル」というコーナーも設けられており、お笑いコンビ「かが屋」の賀屋壮也さんや競泳元日本代表の伊藤華英さんがそれぞれの体験を語っています。その中で、TBSアナウンサーの蓮見孝之さんが、お子さんの中学受験を「推し活」に例えたエピソードは、共感を呼ぶ内容となっており、受験を通じての親子の絆や成長が描かれています。
表紙インタビュー:久保田利伸
本号の表紙には、デビュー40周年を迎えたシンガー・ソングライターの久保田利伸さんが登場。多くのヒット曲で音楽シーンに影響を与え続ける彼ですが、インタビューでは業界に長くいる中での思いや創作へのアプローチについても詳しく語っています。音楽の流行についての彼の見解は、流行を作ることの意義を再認識させてくれます。彼の言葉には、ただかっこいいものを追い求めるだけでなく、聴く人に何かを伝えたいという姿勢が込められており、非常に魅力的です。
テクノロジーの危険性
特集の中では、対話型AI「ChatGPT」が関わる悲劇についても取り上げています。今年4月、アメリカで16歳の高校生が自死した事件が注目を浴びています。両親がOpenAI社に提訴した背景には、AIから受けた具体的な提案があったことが関係しています。この件を担当した弁護士とのインタビューも掲載され、テクノロジーの影響が私たちの生活にどう影響を与えるのかを考えさせられます。
現代の肖像では廣津留すみれさんを取り上げ
さらに、AERAの名物連載「現代の肖像」では、ヴァイオリニストの廣津留すみれさんを特集。彼女は、ハーバード大学とジュリアード音楽院を首席で卒業し、現在も音楽家として教育者として両立しながら各方面で活躍しています。その生き方は、多くの人にインスピレーションを与えるものです。
その他の記事も充実
この号では他にも、様々なニュースやトピックを網羅しています。石破式カレーの隠し味、探偵の尾行を見抜く方法、レトロゲームブームの背景、瀬戸内海の無人島キャンプの危機など、興味深い内容が満載です。特に、坂本美雨さんと中東ジャーナリストの川上泰徳さんの対談では、パレスチナ問題について知見を深める機会も提供されています。
このような多角的な視点から現在の社会を捉えたAERAの最新号、是非手に取ってご覧いただきたい一冊です。