鎌倉での特別対談イベント
今年の10月6日、神奈川県鎌倉市で特別な対談イベントが行われます。このイベントは、解剖学者として広く知られる養老孟司氏をゲストに迎え、出版された書籍『世界がかわるシマ思考 ― 離島に学ぶ、生きるすべ』の記念行事です。会場は養老氏の故郷でもある浄土宗総本山光明寺の書院で、自然に包まれた静かな環境での講演が期待されます。
書籍の内容
書籍『世界がかわるシマ思考』は、日本の離島が持つ独自の文化や価値観を次世代に継承することを目指して編集されており、NPO法人離島経済新聞社の協力により制作されました。この本では、離島の住民が持つ知恵を通じて、現代社会において「心豊かに生きる」ためのヒントが提供されています。また、離島が直面している人口減少や高齢化といった社会課題に対する解決策を模索する内容となっており、地域の持続可能な発展への考察を行っています。
特別対談の概要
イベントの対談では、養老孟司氏がNPO法人離島経済新聞社の代表理事、鯨本あつこ氏、さらにissue+designの代表である筧裕介氏と共に、離島から学んだ「心豊かに生きる」方法について意見を交わします。
タイムテーブル
- - 13:30 イントロダクション
- - 13:35-13:55 鯨本あつこ氏からのプレゼンテーション「シマ思考とは」
- - 13:55-14:50 養老孟司氏、鯨本あつこ氏、筧裕介氏による対談
- - 14:50-15:00 質疑応答
このイベントは、参加者の皆さんにとって新たな発見と学びの場となることでしょう。さらに、会場からはオンラインでの配信も行われ、アーカイブとして視聴することも可能です。参加費は1,000円で、書籍付のチケットも販売されています。詳細については、事前の申し込みが必要なので、興味のある方は早めにご確認ください。
養老孟司氏のプロフィール
養老孟司氏は、1937年に神奈川県で生まれた解剖学者で、東京大学の名誉教授として知られています。著書には『バカの壁』をはじめ、『ヒトの見方』や『死の壁』など、多数の著作があり、文化や社会に関する独自の視点から広く活動しています。彼の研究は、人間の行動や思考が脳の構造にどのように関連しているかに焦点を当てており、『唯脳論』を提唱するなど、脳科学の分野での影響力は大きいです。
鯨本あつこ氏のプロフィール
鯨本あつこ氏は、有人離島専門メディア『ritokei』を統括する編集長で、離島の魅力と価値を広めることに尽力しています。彼女は島々の現状を可視化し、地域の資源を活用した事業も展開しています。離島の振興や地域活性化において、彼女の活動は高く評価されています。
開催の背景
今回のイベントは、地域の持続可能な未来を考える一環として、離島文化に根ざした生き方を再評価する機会です。参加者は、新たな視点を持って社会の課題に向き合うためのインスピレーションを得られることでしょう。
ぜひ、鎌倉での特別なひとときをお楽しみください。