大自然の恵みと日本の技術が生んだモンゴルの馬プラセンタに迫る

化粧品や食品原料として注目されている馬プラセンタ。株式会社ルーナスは、モンゴルで自然に放牧された馬の胎盤を利用して、2024年8月から新たにこの原料の製造を開始することを発表しました。この取り組みは、モンゴルの過酷な自然環境から生まれた馬の胎盤を日本の技術で活用するという、まさに大自然の力と最新技術の融合です。

モンゴルの放牧馬の環境

モンゴルでは、394万頭以上の馬が広大な大地で自由に放牧されています。この数は日本の約51倍に相当します。厳しい夏の暑さと冬の寒さを耐え抜いた馬たちが育っていますが、すべての地域で電力が整っているわけではないため、これまで活用されてこなかった胎盤がありました。そこで、ルーナスはこの生胎盤を安定的に回収するために革新的な取り組みを始めました。

生胎盤の安定供給の仕組み

株式会社ルーナスは、モンゴルの現地企業と連携し、200軒を超える遊牧民との独自のネットワークを構築しました。具体的には、電気の無い場所でも効率的に冷凍できる太陽光パネルを活用した設備を提供し、品質を落とさずに生胎盤を安定的に回収する仕組みを確立しました。この結果、年間30トンの生胎盤を確保することに成功しています。

日本の技術による工場稼働

モンゴルに新たに設立されたプラセンタ工場では、日本の技術を導入して高品質な原料を生産しています。馬プラセンタエキスの抽出やフリーズドライによるパウダー加工設備も整えられており、低コストで大量生産が可能になりました。このような取り組みは、技術革新を追求するルーナスの姿勢が反映されています。

世界への展望

ルーナスは現在、自社の技術に満足することなく、さらなる革新を目指しています。特許申請中の新しい消臭技術を取り入れることで、製品の品質をさらに高める計画です。また、国内市場だけでなく、欧州や東南アジア市場をはじめとした世界への原料供給も視野に入れており、すでに国際的な商談を重ねています。

会社概要

株式会社ルーナスは、2009年に設立され、プラセンタ原料の製造・販売、さらにはプラセンタ化粧品の行なっています。代表の三笠太郎氏を中心に、モンゴルの自然の恵みを最大限に活用し、成長を続けています。

詳しい情報は公式サイト（ルーナス公式サイト）をご覧ください。これからの馬プラセンタの進化にぜひ注目してください。