企業連携がもたらす新たな戦略
株式会社カルテットコミュニケーションズが、株式会社MARKELINKの発行済株式の一部を取得し、同社を連結子会社とすることが決定しました。この提携により、カルテットはLINE公式アカウントビジネスの強化を目指します。MARKELINKは、LINE公式アカウントに関する豊富な実績とノウハウを持っており、特にマーケティングオートメーションツール「Lステップ」を活用したアプローチが注目されています。
企業背景と強み
カルテットコミュニケーションズは名古屋市を拠点に、リスティング広告の運用代行を主な業務として展開しています。自社開発の運用支援ツール「Lisket」を使用することで、高い効率化を実現し、小規模広告主へのサポートも行っています。この業績により、GoogleやYahoo!JAPANから多くの表彰を受けるなど、その信頼性は確立されています。
一方、MARKELINKは福岡市に拠点を置く企業で、LINE公式アカウント業務において第一人者としての地位を築いてきました。創業者の堤 建拓氏は、LINE関連書籍を手がけるなど知名度が高く、多くの企業への支援経験を持っています。MARKELINKの提供するサービスは、既に500社以上に対して展開されており、その成功事例も多岐にわたります。
LINE公式アカウントの規模と影響
現在のLINEのユーザー数は2024年3月時点で9700万人に達し、日本の社会インフラの一部として機能しています。LINE公式アカウントは、ビジネスにおける顧客との接点として重要な役割を果たしており、特に中小企業にとっては大きなマーケティング手法となっています。これにより、広告だけでなく、顧客維持やリピーターの獲得にも寄与しています。
未来に向けた取り組み
今回のMARKELINKの子会社化によって、カルテットコミュニケーションズはその強みを最大限に生かし、中小規模広告主へのLINE公式アカウントの運用や構築支援を強化する方針です。今後は集客支援だけでなく、その後のマーケティング活動にまでサービスを拡大し、広告主への包括的なサポートを提供することを考えています。また、堤 建拓氏は引き続きMARKELINKの株式を保持し、共同でビジネスの拡大に努める予定です。
会社概要
住所: 福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目5番19号
設立: 2019年7月1日
代表者: 長田 政也
事業内容: LINE公式アカウント及びLステップの運用支援
MARKELINK公式サイト
住所: 愛知県名古屋市中区錦2-4-15 ORE錦二丁目ビル11F
設立: 2011年8月1日
代表者: 堤 大輔
事業内容: インターネット広告、DX支援、SaaSなど
カルテット公式サイト
これからの両社の協力により、多くの中小企業にとって魅力的なサービスが提供されることが期待されます。