地下鉄広告の未来
2024-07-25 19:55:25

メトロアドが地下鉄空間のクリエイティブ効果を追求した産学共同プロジェクト

地下鉄広告の未来を切り拓く産学共同研究



株式会社メトロアドエージェンシー(以下、メトロアド)は、東京国際大学と太陽工業と連携し、地下鉄での広告効果を検証するための研究を進めています。このプロジェクトは、「交通広告の価値」を探求するもので、特に地下走行の車両メディアにおける効果的なクリエイティブの検証を目的としています。

地下空間での刺激の必要性


研究の一環として、東京国際大学の平木ゼミが地下空間における心理的な特性を調査しました。特に地下の暗い環境は、不安感情を生じさせ、これが注意が刺激物に向くことを示しています。つまり、地下での広告においては、視覚的に目を引く要素が求められるのです。このため、メトロアドは、昨年実施した駅の階段広告に続く第2弾として、地下空間向けのクリエイティブに焦点を当てています。

未来的なクリエイティブがもたらす効果


太陽工業が開発した「未来要素」をテーマにした動画広告が、東京メトロ全線の車両内デジタルサイネージで放映されました。この広告は、未来のビジョンを持ったクリエイティブであることが我々の調査で示されています。その結果、昼間の地上空間よりも、地下の条件において視聴者の注意を引くことができ、高評価を得ました。これは、地下空間での広告は、単に色味や形状だけでなく、内容にも力を入れる必要があることを示しています。特に、「海外」や「未来」を訴求したクリエイティブが高く評価されました。

特定条件における調査の重要性


しかし、全ての広告主に当てはまるわけではありません。特定のシチュエーションでの調査結果を一般化することは困難です。今後もメトロアドは、さまざまな条件での検証を重ね、充実した広告プランニングの実現を目指す予定です。この研究プロジェクトは、広告業界にとって重要な知見をもたらし、さらなるイノベーションのきっかけとなるでしょう。

産学共同プロジェクトの意義


この研究プロジェクトは、東京国際大学商学部の平木ゼミにより立ち上げられました。学生たちの活発な議論と研究活動を通じて、広告クリエイティブが消費者行動に与える影響を探る機会を提供しています。また、太陽工業との共催により、実際の広告介入を体験しつつ、理論と実践を結びつける貴重な実践の場となっています。産学連携により、多様な視点と専門知識が融合し、その結果、広告業界全体の発展が期待されます。

メトロアドエージェンシーについて


メトロアドエージェンシーは、東京メトログループの一員として広告ビジネスを展開しており、交通広告に特化した運営を行っています。広告主のマーケティング戦略を支えるため、地下鉄広告から屋外イベントまで幅広いメディアを利用し、効果的なコミュニケーションを提供しています。今後も、消費者の心理や環境に応じた広告戦略で、更なる効果を追求していくことが期待されます。

景気や消費者の動向が変わる中で、広告の重要性は増す一方です。地下空間での新たなクリエイティブが、どのように人々の心に響くのか、今後の研究とその成果に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
株式会社メトロアドエージェンシー
住所
東京都港区東新橋二丁目14番地1号NBFコモディオ汐留9階
電話番号
03-5422-1750

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