BISHU FES.×TGC「新規デザイナー発掘プロジェクト」最終結果発表!
2023年11月、尾張一宮駅前ビルで開催された「BISHU FES.×TGC新規デザイナー発掘プロジェクト」の最終審査会にて、292点から選ばれた5名の受賞者が決定しました。特に注目したいのは、グランプリと準グランプリに輝いた作品で、これらは2026年に名古屋で開催される「TGC in あいち・なごや」の舞台でお披露目される予定です。このプロジェクトは、地域のファッションシーンを活性化することを目的とし、特に一宮市の魅力を発信しています。
「BISHU FES.」とTGCのコラボ
東京ガールズコレクション(TGC)を手掛ける株式会社W TOKYOが、地方創生を目的に始めた「TGC地方創生プロジェクト」の一環として、一宮市と協力し初めての「BISHU FES.」を開催しました。2023年のイベントは、真清田神社や本町商店街で行われ、のべ約1,300人が参加し、オンライン視聴者数が約49,500人に達したとのこと。総体感人数はおよそ50,800人を記録し、来場者の間で大好評を博しました。
新規デザイナー発掘プロジェクトの概要
その後、リメイクやアップサイクルを軸にした新しいデザインを見出すために、古着を使った作品制作プロジェクトをスタート。2025年から受け付けた応募の中から、選考を経て21作品が最終審査会に進出。見事に選ばれた5名の受賞者は以下の通りです。
【グランプリ】坂本音々(大阪文化服装学院)
テーマ:『Like a horse』
詳細:ウール素材の特長を活かし、動物のエッセンスを取り入れた作品。細やかなデザイン調整が光る。坂本さんは作品のインパクトを強調し、期待を超える結果を得たことに感謝の意を表しました。
【準グランプリ】佐野正貴(名古屋モード学園)
テーマ:『Looming Collage』
豊かな地元一宮市の魅力を形にした作品で、そのデザインの完成度には審査員も驚愕。佐野さんは、多様な生地の魅力を知った上でデザインに反映することを忘れなかったと語っています。
各審査員による総評
審査員の一人である原まり奈さんは、坂本さんの作品に強い印象を受け、戦略的なデザインプロセスに敬意を表しました。また、佐野さんの作品については、素材や製作過程に対する強いこだわりが見られ、特に尾州の生地を用いた独自の美的感覚が評価されました。
今後の展望
今回の受賞作品は、2026年2月15日にIGアリーナにて開催される「Samsung Galaxy presents TGC in あいち・なごや 2026」にて披露されます。受賞者たちは、未来のファッションシーンを担う新たな星になる可能性があります。このプロジェクトを通じて、地域の魅力を発信し、新世代のデザイナーたちが成長していく姿を楽しみにしたいと思います。
BISHU FES.×TGCのコラボレーションがもたらす未来のファッションの可能性に今後も注目していきましょう。