スマートグラス『Versatile』が切り拓く新たな未来
産業安全やスポーツ用アイウェアを手掛ける山本光学株式会社が、スマートグラス『Versatile(バーサタイル)』の体験展示を、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオンリボーンチャレンジゾーン」で行います。展示は2025年の6月3日から9日までの期間に開催され、来場者は実際にこの革新的なデバイスを着用し、その機能を体感することができます。
『Versatile』の特長
『Versatile』は、高い光学性能を持つレンズとその性能を最大限に引き出すフレーム設計が特徴です。このスマートグラスは、周囲の音、例えば会話や緊急のサイレン音を、テキストやグラフィックに変換して視覚的に表示することができます。この技術によって、聴覚に障がいがある方々へのサポートを実現し、よりバリアフリーな社会を目指しているのです。
実際に展示を通じて、来場者は『Versatile』の高輝度・高透過率により、ストレスのないかけ心地を体験しながら、情報が投影される新たな視界を楽しむことができます。
バリアフリー社会の実現に向けた取り組み
『Versatile』の目的は、聴覚障がい者への支援だけではありません。山本光学が目指すのは、以下のような多様なニーズに応える未来の生活の提案です。
1. 聴覚障がい者への支援
会話や注意喚起音は、リアルタイムで文字情報に変換され、着用者の視界に表示されます。
2. 作業支援やセキュリティの強化
ナビゲーション機能により、安全な移動をサポートします。物流においては、ピッキング作業を補助し、危険な場所や状況を視覚的に通知することが可能です。また、顔認証技術も導入され、危険人物の特定も容易に行えます。
3. 多言語対応による情報格差の解消
訪日外国人や多文化共生を意識した翻訳機能を搭載し、顔を見ながらの会話を実現します。
4. フィットネスやスポーツを楽しむための機能
ゴルフのコースマップや位置表示、キャディー機能などを提供し、ランニングにもゲーム性を持たせる機能があります。
大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」
この展示は、大阪万博会期中に選ばれた400社以上の企業が参加する「リボーンチャレンジ」の一環です。中小企業やスタートアップが、自社の技術力や未来のビジョンを国内外に発信する貴重な機会となります。 多くの来場者が、最新技術による未来の生活を体感し、日常生活をより豊かにするためのアイデアを得る場となることでしょう。
結論
山本光学は、スマートグラス『Versatile』を通じて「Comfortable safety(快適な安全)」を理念に掲げ、人々の安全と健康、バリアフリー社会の実現に尽力していきます。来るべき未来に向けたこの取り組みは、間違いなく私たちのライフスタイルを変える可能性を秘めています。
この展示に参加し、視覚と聴覚の新しい融合体験を堪能してみてはいかがでしょうか。