手塚治虫の不朽の名作『火の鳥』連載70周年を記念した舞台作品『猿女版 火の鳥~鳳凰篇~』が、2024年7月18日(木)に東京芸術劇場シアターウエストにて開幕しました。
本作は、平均年齢27歳ながら数々の賞を受賞し、演劇界で注目を集める若手演劇集団サルメカンパニーと、エンターテイメント業界を牽引するハピネット・メディアマーケティングがタッグを組んで制作されました。
『火の鳥』は、1954年から連載が開始され、時空を超えて存在する火の鳥を通して「生と死」・「輪廻転生」といった哲学的な問題を深くえぐってきた作品です。今回の舞台化では、その中でも奈良時代を舞台とし、二人の対照的な彫刻師の生き様を描いた『鳳凰篇』が原作となっています。
脚本・演出はサルメカンパニーの石川湖太朗が担当。石川は、2018年の旗揚げ以来、数々の作品で高い評価を得ており、今作でもその才能を遺憾なく発揮しています。
キャストには、宝塚歌劇団出身の悠未ひろをはじめ、柴田元、石川湖太朗、小黒沙耶、田上真里奈、鍛治直人、鈴木良一、遠藤広太、村上佳、大西遵、横堀悦夫、小幡貴史、松本征樹、丸山輝、鷲見友希、大林拓都、井上百合子、藤見花、三浦真由、藤川航、あいしゅん、青、河野梨花といった実力派俳優陣が名を連ねています。
舞台美術は阿部一郎、照明は鷲崎淳一郎、音響は坂口野花が担当するなど、制作陣も豪華な顔ぶれとなっています。
開幕にあたり、脚本・演出の石川湖太朗は「やはり今回漫画原作ということで、観ていただく皆様には『あのシーンはどうなるんだ』といったワクワクがあるかと思います。その期待に応えつつ、スタッフ・キャスト一丸となって超えていくぞという気持ちです。また今回はムーブメントのシーンが多く特に注目で、ムーブメントを行うアンサンブルがとにかく素晴らしいです。シーンの一瞬一瞬を生きてくれて、身体でなんでも表現してくれています。モノ・自然現象、何から何まで身体のみで表現しているのでそういうのも含めて、隅から隅まで観て欲しいです。僕たちにしかできない『火の鳥~鳳凰篇~』になっています。お客様がどう感じるのか、今からとても楽しみです。ぜひお越しください。」とコメントしています。
サルメカンパニーとハピネット・メディアマーケティングが贈る、手塚治虫原作『火の鳥』連載70周年記念舞台『猿女版 火の鳥~鳳凰篇~』。伝説の作品が、新たな解釈で再び蘇ります。ぜひ劇場でその熱演を体感してください。