クオールとカンリーの新しい連携
2025年8月より、株式会社カンリーとクオールホールディングス株式会社が連携し、医療機関における情報更新業務を効率化する新サービスが開始されます。この提携により、カンリーが提供する「カンリー店舗集客」で管理される営業時間情報が、クオールが運営するオンライン調剤サービス「薬急便」に自動で反映される仕組みが構築されました。
このサービスの狙いは、薬局現場での情報更新業務を大幅に軽減し、患者に正確かつタイムリーな情報を提供することにあります。医療機関を探す際に、正しい営業時間や所在地を素早く確認できることは、患者にとって非常に重要です。特に薬局では、来店の可否を判断するための情報が特に重視されるため、情報の信頼性が求められます。
増大する情報更新の負担
しかし、薬局側はGoogleビジネスプロフィール、自社サイト、専門的な検索サービスなど、複数のチャネルで情報を発信し続けることが求められています。限られたリソースの中でこれらを手動で更新するのは、非常に大きな負担となります。営業時間の表示ミスや反映の遅れは、患者の信頼感や満足度に直結し、運営側にもリスクをもたらします。
そこで、カンリーの店舗情報を「薬急便」に自動更新する仕組みが登場しました。この機能により、1回の更新で複数の媒体に情報が同期され、患者は常に最新かつ正確な情報を受け取ることができます。これにより、薬局側の業務負荷とヒューマンエラーに起因するリスクを大幅に軽減することが可能になります。
期待される導入効果
この連携によって、以下のようなメリットが期待されています:
- - 情報更新業務の削減: 複数のチャネルでの情報管理が一元化され、更新作業の時間が大幅に短縮されます。
- - 患者利便性の向上: 正確な営業時間情報が提供されることで、患者の利便性と信頼性が向上します。
- - 運営リスクの軽減: 表記ミスや反映漏れが防止されることで、運営側のリスクが軽減されます。
- - DX推進と標準化: 薬局におけるデジタルトランスフォーメーションが加速し、情報管理体制の標準化が進むでしょう。
さらなる情報連携の拡充
今後は、連携対象情報を「住所」「提供サービス」「設備情報」などさらに拡張し、より包括的な情報の運用効率化を目指す方針です。
クオールホールディングスの白国宏基氏は、「薬急便」の更新内容が店舗ページに自動反映されることにより、業務負荷が大幅に軽減されたとコメントしています。彼は「もっと早くに導入していれば良かった」と語り、患者の利便性向上に努めていく意向を示しました。
関連リンク
「薬急便」については、こちらの
サービスサイトをご覧ください。カンリーのサービスについては、
こちらの資料をチェックしてください。
これからもクオールとカンリーは、患者のために正確な情報をタイムリーに提供し続けることに努めていくことでしょう。