南薩摩の酒
2025-03-11 13:50:47

南薩摩で伝統的酒造りを祝う記念イベント開催決定

2024年12月5日、ユネスコによって日本の「伝統的酒造り」が無形文化遺産として登録されることが決定しました。これを祝うため、薩摩酒造株式会社(代表取締役社長 吉元義久)は特別イベント『南薩摩からの「伝統的酒造り」』を開催します。今回のイベントは、鹿児島県枕崎市の酒造りの技術と文化を広めるための機会であり、地域の誇りを再確認する重要なステップとなります。

「伝統的酒造り」は、杜氏や蔵人たちが培ってきた技術で、こうじ菌を使った風味豊かな日本酒や焼酎、泡盛などが生み出されてきました。この技術は500年以上前に確立され、日本各地の気候や風土に応じて発展してきたものです。そのため、地域に根付いた文化ともいえる酒造りは、日本の儀式や祭礼行事でも重要な役割を果たしています。

イベントのメインは、1978年に制作された映画『杜氏たちの春』の上映です。この映画を通じ、酒造りにかける杜氏たちの情熱や技術に触れることができます。また、鹿児島大学からの客員教授、鮫島吉廣氏が講演を行い、酒造りの歴史や背景について学ぶことができる貴重な機会です。

さらに、現在の杜氏によるトークセッションが行われ、参加者は伝統技術の継承について深く知ることができます。このセッションには、薩摩酒造の杜氏や他の酒造の杜氏も参加し、生の声を直接聞ける貴重な場になるでしょう。

また、年代ものの焼酎を実際に味わう「きき酒体験」も用意されています。参加者は、30〜40年前の名銘柄を試飲し、現代の焼酎とは違った風味を体感することができます。銘柄としては「さつま白波」「明治の正中」「花白波」が予定されていますので、焼酎好きにはたまらないイベントです。

このイベントは、2025年3月29日(土曜日)に開催され、場所は薩摩酒造花渡川蒸溜所の2階です。13時からの受付を経て、14時から式次第が始まります。入場無料ですが、試飲を希望する方はお車での来場は避けていただくようご注意ください。

また、当日は櫂入れ体験も行われる予定で、参加者は実際に酒造りに触れる貴重な機会が提供されます。このように、南薩摩の伝統的な酒造りを発信し、全国へ、さらには世界へとその文化を広めていくことは、地域の文化継承に大きく寄与するものとなるでしょう。

薩摩酒造株式会社は、これまで伝統技術を守り続けており、今後もその技術を進化させながら、鹿児島から、そして日本から世界へ向けて焼酎文化のさらなる発信に努めていくつもりです。皆さんもぜひ、この記念すべきイベントに参加し、日本の伝統文化を体験してみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
薩摩酒造株式会社
住所
鹿児島県枕崎市立神本町26番地
電話番号
0993-72-1231

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