萩原酒造「Rooted Light」がミラノで快挙
茨城県境町にある萩原酒造が、イタリア・ミラノで開催された「Milano Sake Challenge 2026」において、純米部門でプラチナ賞を受賞し、さらにフードペアリング部門でも「プロシュート・ディ・サン・ダニエーレ」と「トリュフ」のカテゴリーでの両部門において「Best Food Pairing Award」を受賞しました。これらの受賞は、萩原酒造の新たに誕生したFORESTシリーズの一環としての「Rooted Light」の評価を高める結果となりました。
FORESTシリーズの特徴
「Rooted Light」は、自然とともに伝統的な製法を取り入れた木桶仕込みによる純米酒です。このシリーズは、木桶仕込みや生酛・山廃などの技術を駆使して、微生物の働きを活かした酒造りを行っています。そのため、日本酒本来の繊細さや土地の個性が存分に表現されています。萩原酒造は、木桶職人復活プロジェクトの職人を招いて木桶の組み上げイベントを開催し、それを用いて初めて醸造したのがこの「Rooted Light」です。
国際的な評価
Milano Sake Challengeは、味わいやデザイン性、イタリアの料理とのペアリングなどを総合的に評価する国際的なコンペティションです。「Rooted Light」は、麦わら色から淡い緑色の光を放つ澄んだ外観があり、その風味はヨーグルトのような乳製品や良質な穀物の香りを展開します。口当たりは丸みがあり、強い旨味と心地よい甘みが絶妙に調和し、持続的な爽やかな酸がこの酒の魅力を引き立てています。審査員たちは「伝統的な純米酒の枠を超えた現代的なアプローチ」とその技術的な精度の高さを評価し、この受賞をもたらしました。
フードペアリングの圧倒的な力
フードペアリング部門では、日本を代表する食材との驚くべき相性が認められました。
- - プロシュート・ディ・サン・ダニエーレ(生ハム): この生ハムは、萩原の「Rooted Light」との抜群の相性が証明され、「最高品質の組み合わせ」として絶賛されました。生ハムと日本酒の相乗効果は、「生ハムメロン」のような不思議な調和をもたらします。
- - タルトゥーフォ(トリュフ): この料理とのペアリングでは、お酒が持つ骨格がトリュフの複雑な風味を引き立て、土や森の香りをより深める役割を果たします。ヘーゼルナッツやドライフルーツの風味が組み合わさり、長い余韻を生み出します。
新たな一歩
萩原酒造は創業170年を迎え、伝統を守りつつも未来に向けた新たな挑戦を決意しました。この受賞は、日本の伝統的な木桶文化や発酵技術が、世界的な食文化を持つ地域で認められた証しであり、今後も「LOVE」「SKY」「FOREST」の3シリーズを通じ、様々なシーンに合わせた日本酒の楽しみ方を提案していく方針です。
株式会社萩原酒造について
安政2年(1855年)に創業し、境町唯一の酒蔵として地元の水や米にこだわった伝統的な酒造りを継続しています。現在は七代目となる萩原康久が杜氏を務め、地域に寄り添いながらも新たな日本酒のあり方を模索し続けています。これからも地域と未来に開かれた酒蔵を目指し、挑戦を続けていくでしょう。