新たな連載が盛りだくさん!『小説 野性時代』7月号の魅力とは
株式会社KADOKAWAが提供する月刊文芸小説誌『小説 野性時代』の2025年7月号が、6月25日(水)に配信される。今回の号には新たにスタートを切る連載や、注目の完結作品が盛りだくさん。特に期待が高まる新展開について詳しく見ていこう。
注目の新連載
まず目を引くのは、今野敏の新連載「百鬼」だ。この作品は都内で起こる謎の連続傷害事件を巡るもので、犯人は鬼という衝撃的な設定。シリーズ最新作となる「鬼龍光一」は、これまでの作品とは一味違った切り口で読者を引き込むこと間違いなしだ。今野の独特の文体と緊迫感あふれるストーリー展開に期待が寄せられている。
完結を迎える人気作
一方で、増田俊也の「七帝柔道記3 友たれ永く友た」がついに最終回を迎える。九州大学対決の決勝戦が舞台となり、主人公たちが成長してきた軌跡を振り返る。また、永井紗耶子の「青青といく」は、自由自在な描写と深いテーマ性が話題を呼んだ作品だが、こちらも堂々の完結を迎える。
さらに、梶よう子の「雷電」も歴史とスポーツを組み合わせた興味深い内容で、最終章ではアツい戦いが描かれる。江戸時代の相撲をテーマにしたこの小説は、相撲の本質について読者に問いかける作品としても反響を呼んでいる。
定番の南風連載
また、赤川次郎の「三世代探偵団 愛と哀しみへの逃走」は、複雑な謎を抱える作品として続編を重ねてきた。この作品も最終回を迎え、登場人物たちの運命がどのような形で結実するのか、ファンの間で注目が高まっている。
おすすめ連載
そのほかにも、安部若菜の「描いた未来に君はいない」や、米澤穂信と星野源による「石の刃」なども見逃せない。特に「石の刃」は、弁護士・絵島が裁判記録を元に事件を追い続ける姿を描いたリーガルミステリーで、緻密な構成と緊張感溢れる描写が魅力的だ。
コンテンツの配信情報
『小説 野性時代』の電子版は、毎月25日に更新される。2025年7月号は385円(本体350円+税)でダウンロードでき、KADOKAWAのオフィシャルサイトや各種プラットフォームでも購入が可能だ。読者が多様なジャンルの小説を楽しめるよう、今後もさらなる作品展開が期待されている。
この号には新たな出会いと発見が詰まっており、多彩な作品が織りなすハーモニーを感じることができる。一つ一つの作品が持つ世界観に没入しながら、豊かな秋の夜長を楽しむのもよいだろう。さあ、皆さんも『小説 野性時代』7月号を手に取ってみてはいかがだろうか。