TERASSとカラダノートが業務提携
不動産仲介サービスを展開する株式会社TERASS(東京都港区)と、家族向けの健康生活支援を行う株式会社カラダノート(同じく東京都港区)が新たな業務提携を結びました。この提携の目的は、主に子育て世帯に向けた住宅購入の支援です。
カラダノートのプログラム「かぞくのおうち」では、子育て世代のニーズに応じたオンライン相談サービス「おうち面談」を用意しており、ここで受けた相談に基づき、TERASSの全国約650名の不動産エージェントが住宅購入を全面的にサポートします。このように、全国で不動産仲介サービスを展開することは、TERASSにとって初の試みでもあります。
子育て世帯の住環境と課題
最近の調査によると、乳幼児を抱える世帯の約60%が「子どもが生まれたことをきっかけに住み替えを検討した」と回答しています。これは、妊娠・出産といったライフイベントが住環境に与える影響を示しており、子育て時期における住み替えの需要が高まっていることがうかがえます。
しかし、住宅購入には厳しい現実が存在します。建築資材や労務費の高騰に加え、昨今の金利上昇により、新築や中古マンション購入にかかるコストは年収に対する倍率が増加し、子育て世帯が求める安心できる予算内での住まいの確保が難しくなっています。このような背景から、TERASSとカラダノートが協力して、子育て世帯を支援するという動きが生まれました。
提供される具体的なサポート内容
提携により、カラダノートの「かぞくのおうち」利用者向けに、オンラインでの無料相談を通じて不動産購入に関するさまざまなサポートを実施します。特に、相談内容に基づき最適な不動産エージェントを選任し、条件に合った物件の提案、ライフプランの立案、予算設定、住宅ローンの選定、契約手続きの支援、さらにはアフターフォローまで、全面的にバックアップしていきます。
TERASSの不動産エージェントは、通過率5%という厳しい基準をクリアしたプロたちであり、中立的な立場でお客様をサポートすることに特化しています。
今後の展望
現在、カラダノートの「かぞくのおうち」では、2024年度から新しい家づくり相談サービス「おうち面談」を導入し、すでに多くの相談が実施されています。これにより、より多くの子育て世帯が安心して新たな住まいを選ぶことができる環境づくりが進められます。
この連携は、子育て世帯における住まいに関する課題を解決する重要なステップといえるでしょう。両社の取り組みにより、今後ますます多くの家庭が理想的な住環境を手に入れることが期待されています。