AI CROSSが広島県のAI教育に参画
2023年10月、AI CROSS株式会社は広島県内のAI教育と活用を推進するために「ひろしまAI部運営コンソーシアム」に参画しました。この取り組みは、企業や教育機関が協力し、高校生にAIに関する理解と実践を促す人材育成プログラム「ひろしまAI部」を運営するものです。
ひろしまAI部の概要
「ひろしまAI部」は2024年6月に正式に活動を開始し、すでに36の企業や団体、教育機関が参加しています。また、広島県内の23校から170名以上の生徒がこのプログラムに関与することになっています。この活動は、広島県の産業競争力向上に寄与することを目指しており、現在も着実に進展を続けています。
しかし、広島県内の企業においてはAIの活用が十分に行われておらず、日常業務や業務プロセスの効率化が課題とされています。そのため、AI CROSSは同コンソーシアムの一員として、高校生向けにコーチングを行うことに加え、企業に対してもAI活用に関する情報提供を行い、支援をしていきます。
広島県のAI活用への積極的な取り組み
広島県では、湯崎知事が「HIROSHIMA AI TRIAL~失敗を生かそう~」というスローガンを掲げ、AIを積極的に活用した取り組みを実施しています。特に「ひろしまAI部」はこれらの取り組みの中でも重要な位置を担い、次世代AI人材育成の一環として期待されています。
このように、AI CROSSの参画によって、広島県におけるAI教育や産業振興が一層加速することが見込まれています。AI CROSSの代表取締役CEOである原田典子氏は、AI人材育成と企業のAI活用に向けた取り組みを通じて、持続可能な地域社会の実現を目指しています。
AI CROSS株式会社の概要
AI CROSS株式会社は2015年に設立され、東京を拠点にAI技術を活用したエンゲージメント事業を展開しています。2019年には東証マザーズに上場し、さらなる成長と社会貢献に取り組んでいます。原田典子氏は慶應義塾大学を卒業後、SAPでのコンサルタント経験を経て、ベンチャー企業での活動を行い、2015年にAI CROSSを設立しました。
広島県におけるAI教育と産業振興の未来に向けて、AI CROSSと「ひろしまAI部」の取り組みは大きな期待が寄せられています。このような積極的な施策によって、次世代を担うAI人材が育成され、広島県の産業がさらに発展していくことが望まれています。