新たなコンプライアンスツール「T-反社チェック」で企業の安全を確保

新たなコンプライアンスツール「T-反社チェック」の登場

2024年11月8日、株式会社東京商工リサーチ（TSR）は、企業名を入力するだけで反社に関するネガティブな情報を調査できるオンラインサービス「T-反社チェック」の提供を開始しました。この革新的なサービスは、取引先やそのグループ企業のリスク要因の特定を迅速化し、企業のコンプライアンスチェックを大幅に効率化します。

コンプライアンスチェックの重要性

近年、社会は企業に対して厳しい目を向けるようになり、法令遵守や内部統制の強化が求められています。グローバルな規制の強化に加え、株主や消費者からの透明性への要求も高まっています。このため、企業は信頼を得て持続的な成長を実現するために、コンプライアンスチェックの重要性をより一層認識する必要があります。

チェックの手間と課題

コンプライアンス関連の情報を網羅的に集めるには、多くの手間とコストがかかります。また、信頼性や正確性を確保することも非常に困難な場合が多く、代表者や役員、グループ会社の情報を収集・照合する作業は業務の負担になることもしばしばです。

「T-反社チェック」のサービス概要

「T-反社チェック」では、国内最大級のG-Searchの情報とTSRのデータベースを統合し、簡単にコンプライアンスチェックを行うことができます。利用者は、調査したい企業名を入力するだけで、G-Searchが提供するメディア情報やTSRが収集した事件・事故、訴訟、行政処分に関する情報を迅速にスクリーニングし、結果を表示します。

幅広いチェック対象

このサービスでは、チェック対象として当該企業とその国内の最上位親会社に加え、50％超の株式を保有する子会社も含まれます。TSRが保有している900万件を超える企業データベースを背景に、広範囲なチェックが可能となります。

豊富な情報源

スクリーニング対象の情報源には、約50媒体にわたる新聞や雑誌の記事が含まれています。また、TSRが日々集めている多様な情報によって、企業のネガティブな情報を見逃すことがありません。

視覚的にリスクを理解

利用者は、ネガティブ情報に基づくカラーバーによって、リスクの程度を視覚的に把握することができます。情報の区分ごとに示されるため、企業が抱えるリスクの状況を一目で理解できるのが特長です。

サービス利用のメリット

このサービスは、上場審査や反社会的勢力の排除が求められる企業やリスクの高い利害関係者を把握したい企業にとって、非常に役立つと考えられます。取引先やそのグループ企業のリスク要因を迅速に特定し、コンプライアンスチェックの精度を向上させることができるため、多くの企業にとって価値あるツールとなるでしょう。

利用方法と料金

「T-反社チェック」を利用するには、月額料3,000円からの「tsr-van2」にご登録が必要です。情報取得は1,000円/社、記事見出しの表示は5～10円/1区分、記事本文表示は100～150円/1記事で提供されています。さらに詳しい情報については、公式ウェブサイトを確認してください。

株式会社東京商工リサーチについて

株式会社東京商工リサーチ（TSR）は、国内信頼調査業界のリーディングカンパニーであり、約990万件を超える企業データベースと81の拠点を持つネットワークにより、130年以上にわたり日本の経済活動に貢献してきました。また、世界最大の企業情報プロバイダーであるD&Bの日本における唯一のパートナー企業としても知られています。今後もTSRは、企業の信頼性向上に寄与するためのサービスを展開していくことでしょう。