RUN.EDGEが米Synergy Sportsと提携しプロ野球スカウティングサービス開始

RUN.EDGEが新たなスカウティングサービスを展開

RUN.EDGE株式会社が、米国のデータプロバイダーであるSynergy Sports社との提携を発表しました。これにより、同社が提供する映像分析アプリケーション「PITCHBASE」に、世界各国の野球データプラットフォームが統合され、グローバルスカウティングサービスが新たにスタートします。

PITCHBASEの進化

「PITCHBASE」は、RUN.EDGEが開発した野球チーム向けの映像分析ツールです。このアプリケーションは、選手自身が必要な映像を迅速に検索・再生できることが特徴で、映像データを基にした科学的なトレーニングを可能にしています。また、同アプリはNPBでのシェア90%、MLBでも45%のシェアを誇り、業界内での地位を確立しています。

今回の提携により、ユーザーはSynergy Sportsが保有する幅広い野球データにアクセスでき、海外選手のスカウティングをさらに強化することが可能になります。「PITCHBASE」では高機能な映像検索機能やトラッキングデータの分析、そしてプレーの比較分析など、さまざまなモバイル分析機能が利用できるため、チームはより高度な戦略を立てることが期待されます。

Synergy Sportsの役割

Synergy Sportsは、米国における大学及びプロスポーツのデータ分析においてリーディングカンパニーです。彼らのテクノロジーは、選手、プレー、フォーム、試合状況などのデータを詳細に分析し、試合動画と組み合わせることで、指導者やコーチの意思決定をサポートします。このシステムは現在、野球だけでなく、バスケットボールやソフトボールの領域でも広く活用されています。

未来への展望

RUN.EDGEは、今後も球団やチームの期待に応える形で技術開発やプロダクトの機能強化に努めていく方針です。この新たなスカウティングサービスの開始により、選手たちのパフォーマンス向上やチーム戦略の強化が期待され、その影響は国内外に広がることでしょう。

特に、日本のプロ野球チームがこの技術をどう活用していくのか、今後の動向が注目されています。データと映像を駆使した分析が選手たちの成長にどのように寄与していくのか、ファンにとっても目が離せない話題となることでしょう。