スクールタクトが2024年度の実証プロジェクトを始動
授業支援のクラウドサービス「スクールタクト」を提供する株式会社コードタクトは、2024年度の実証プロジェクトに参加する全国の8校を発表しました。このプロジェクトは、同社の教育研究部門「教育総研」が主導し、様々な新しい教育手法や技術を研究・実践することを目的としています。
参加校の紹介
今回、参加が決定したのは以下の8校です(50音順):
- - 伊那市立手良小学校
- - 倉敷市立水島小学校
- - 成城学園初等学校
- - 草加市立草加小学校
- - 蕨市立中央東小学校
- - 東洋大学附属牛久高等学校
- - その他2校
これらの学校では、教育現場のニーズに基づいた実証実験が行われ、学びの質の向上を図ります。
今後の期待
2024年度には以下の6つの実証プロジェクトが展開されます。
1.
グループ編成プロジェクト
児童生徒の特性に応じたグループ編成を通じて、協働的な学びの質を向上させることを目指します。
2.
AIと一緒に学ぶプロジェクト
生成AIを用いた授業設計により、ディスカッションの深化や多角的な考え方を促進します。
3.
自己調整型の学びプロジェクト
児童生徒が自分で学習を調整し、粘り強さを引き出す「自己調整型スキル」を可視化します。
4.
意見類似度マップの実装に向けた機能・UIのヒアリング
AIを活用して意見を分析し、意見の近さや遠さを視覚化する機能の実装のためのヒアリングを行います。
5.
振り返りAI分析の利用がもたらす学習効果の検証
「振り返りAI分析(β版)」を使い、学習効果を評価します。
6.
学級内の人間関係の可視化
いじめや不登校の早期発見を目指し、生徒の行動ログを分析して人間関係を可視化します。
これらのプロジェクトの成果は、学会発表や論文の執筆に加え、スクールタクトの公式サイトやnoteで公開される予定です。
スクールタクトの特長
「スクールタクト」は、AIとスタディログを活用してリアルタイムで学びを可視化し、教師を支援する画期的な授業支援クラウドです。低速のインターネット環境でもスムーズに動作し、児童生徒の学びと成長をサポートするための機能が揃っています。また、専門スタッフによる丁寧なサポートを提供し、教師の負担を軽減しつつ、効果的な授業を実現しています。
文部科学省や総務省、内閣府が主催する様々なICT教育の実証事業にも採択され、全国で2,000校を超える教育機関に導入されています。
会社概要
株式会社コードタクトは、「学び」を革新し、誰もが自由に生きる世界を創ることをミッションとし、ICTを効果的に用いて協働学習を支援することを目指しています。
- - 会社名:株式会社コードタクト
- - 所在地:東京都渋谷区円山町28-4 大場ビルA館2階b室
- - 設立:2015年1月
- - 代表者:後藤正樹
- - 事業内容:授業支援クラウド「スクールタクト」、ジョブトレーニング支援クラウド「チームタクト」の提供
- - 公式サイト:コードタクト
このプロジェクトを通じて、日本の教育がより豊かなものになることに期待したいですね。