明石インクルーシブビーチ in 大蔵海岸
毎年、夏になると多くの人々が海に親しむ中、明石市の大蔵海岸はそのアクセスの良さから特に人気があります。しかし、このビーチには障がいを持つ方々が海を楽しむ上での課題も存在しています。そこで、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、海のバリアフリー化を進めるための取り組みを行い、スロープやビーチマット、水陸両用の車いすを導入したユニバーサルビーチ体験会を開催します。
イベントの概要
日時と場所
2025年7月26日(土)10:00~15:00、大蔵海岸海水浴場で行われます。このイベントは、海から近い波打ち際まで行くことができるビーチマットが敷かれるため、参加者は実際に海を近くで楽しめる貴重な機会となっています。
対象と参加申し込み
この体験会は、障がいをお持ちの方々やそのご家族が対象です。参加は事前申込み制で、募集人数は8組に限られています。応募が多数の場合は抽選となり、参加費用は無料です。申込は下記リンクもしくは二次元コードから可能で、申込期限は6月30日(金)となっています。
参加申込リンク
明石市のビジョン
明石市は、インクルーシブ社会の実現を目指し、「あかしインクルーシブ条例」を設けています。この条例は、「誰もが安心して地域で生活し楽しむことができる社会」を目指すものであり、今回のイベントもその理念に基づいています。明石の海をすべての市民が楽しめる資源として位置づけ、誰もが気軽にビーチに訪れることができるように環境を整えていくことが目標です。
今回の体験会の背景
昨年度から始まったこの取り組みは、多くの人が海を楽しむことをあきらめる必要がないようにするためのものです。もちろん、海に入らなくてもビーチマットを利用して波打ち際まで行くことが可能です。これにより、海を眺めたり、海のそばでの時間を楽しんだりすることができます。1人でも多くの参加者が海の魅力を再発見し、心温まる夏の思い出を作ることを期待しています。
交通アクセス
大蔵海岸へのアクセスは非常に便利で、JR朝霧駅から歩道橋やエレベーターを利用することで、スムーズに海岸までたどり着くことができます。この便利さも、より多くの方々がビーチを享受するための要素となっています。障がいをお持ちの方でも安心して訪れることができる、このようなインフラ整備は、明石市の魅力の一つです。
参加をお待ちしています
「みんなの”できない”を”できた!”に変える」という理念を持ち、障がいを持つ方々が自由に楽しめるビーチづくりを進める須磨ユニバーサルビーチプロジェクト。そして明石市の関係者が協力し、このユニバーサルビーチ体験会が実現しました。この取り組みが、地域全体でインクルーシブな社会を築く大きな一歩となることを願っています。