新潟駅での観光実験
2019-11-07 14:01:00
新潟駅で実施されるAI味覚判定システムによる観光提案の実践
AIで進化する新潟の観光体験
新潟駅において、JR東日本スタートアッププログラムの一環として、AI味覚判定「YUMMY SAKE」を利用した新しい観光提案が始まります。実施期間は2020年2月中旬から3月中旬までで、来訪者にとって特別な体験を提供することを目指します。これは、未来の観光を形作るための重要なステップと位置付けられています。
JR東日本スタートアッププログラムとは?
JR東日本スタートアップ株式会社が運営するこのプログラムは、駅や鉄道の資源を活用して、ベンチャー企業や多様なアイデアを持った方々からビジネスやサービスの提案を受け付け、それらを実現へと繋げるプロジェクトです。2019年度には、合計262件の提案の中から21件が選ばれ、弊社の提案もその中に含まれています。これにより、革新的な観光体験を新潟にもたらすことが期待されています。
実証実験の内容
今回の試みでは、AIを駆使した「YUMMY SAKE」サービスが注目されます。このシステムは、個々の味覚に基づいた日本酒や、それに合った酒蔵や飲食店を提案します。新潟市内に設置される日本酒専門の観光案内所兼マイクロバーにて、訪問者は自身の味覚にあった酒を楽しむことができ、同時に地域の観光促進にも寄与します。なお、この実証実験では、来店客数や地域店舗への送客数の分析も行われ、地域経済に与える影響を測定します。
MIRAI SAKE COMPANY株式会社の役割
この実験を推進するMIRAI SAKE COMPANY株式会社は、「日本の酒を通して人々の生活を豊かにする」ことを理念に設立された日本酒ベンチャーです。彼らは、「日本の酒産業のリノベート」をテーマに、日本酒に関する多岐にわたる事業を展開しています。例えば、吉祥寺や恵比寿にある日本酒セレクトショップ「未来日本酒店」では、現代的なスピリットで厳選した日本酒を提案し、従来の酒のイメージを刷新しています。
日本酒文化の未来
実証実験が成功に終われば、AI味覚判定を基にした新たな日本酒の嗜み方が広がることが見込まれています。また、地域の飲食店や酒蔵との連携を強化することで、新潟の酒文化を国内外に発信し、さらに観光客を呼び込む効果も期待されています。このように、テクノロジーと日本の伝統が融合することで、今後の観光業界に新しい風を吹き込むことになるでしょう。
まとめ
AI味覚判定「YUMMY SAKE」を提供することで、新潟駅はただの交通の要所ではなく、地域の文化や技術革新が交わる場所としての可能性を秘めています。これからの観光業において、テクノロジーの活用がますます重要になってくる中で、新潟がその先駆けとなることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
MIRAI SAKE COMPANY株式会社
- 住所
- 東京都台東区蔵前3-9-3臼井ビル5F
- 電話番号
-
03-6317-4286