yutoriが新たなビジネス展開を目指し資本業務提携
株式会社yutori(東京都世田谷区、代表取締役社長:片石貴展)は、2025年12月19日に開催された取締役会で、株式会社アカツキおよび株式会社GPS HOLDINGSとの資本業務提携に合意したことを発表しました。この提携により、yutori社はファッションIPビジネスの推進を加速し、新たな成長を目指します。
第三者割当による増資について
yutori社は、アカツキ、GPS HOLDINGS、MNインターファッション株式会社に対して、442,700株を新たに発行し、約10億円を調達します。この増資は、2026年1月6日に実施予定で、発行価格は2,258円です。今回の資本調達によって、yutori社はさらなる成長に向けた足場を築くことを期待しています。
提携の狙い
yutori社は、30以上のアパレル・コスメブランドを運営し、特にZ世代をターゲットにしたビジネスモデルを展開しています。SNSを活用したデジタルマーケティングやD2Cモデルを通じて、ファッションとカルチャーの融合を目指しています。アカツキ社はエンタメ業界での豊富な経験を持ち、IPの企画・開発で実績を上げています。一方、GPS HD社はキャラクター商品の企画・製造に強し、各種IPグッズの市場展開を行っています。
この提携により、各社の強みを活かして、ファッションとキャラクターIPを掛け合わせた新たなビジネスモデルの確立を目指します。具体的には、商品開発やブランディングの強化に向けたコラボレーションが予定されており、若年層に向けた魅力的なブランド体験の提供が期待されます。
合弁会社設立の計画
提携の一環として、yutori、アカツキ、GPS HOLDINGSは合弁会社を設立し、ファッション、カルチャー、デジタル体験を融合させた新たなIPプラットフォームの構築を目指します。具体的には、GPS HDのIPコンテンツ事業をベースに、様々な分野でのビジネスチャンスを創出し、日本発IPの価値を最大化することを狙います。
各社の代表者の意気込み
アカツキ社の代表取締役CEO、香田哲朗氏は、yutori社の挑戦と成長を見守ってきた経緯を述べ、今回の提携が新たな成長への道となることを期待しています。また、GPS HOLDINGSの代表取締役、川上洋一氏は、yutoriのファッション力と自社のキャラクターライセンスの知見から新しいブランドの創出を目指したい意向を示しています。さらに、yutori社の片石貴展社長も、ファッションIPビジネスを本気で推進する意思を明確にし、業務提携の意義を強調しました。
まとめ
yutori社がアカツキとGPS HOLDINGSとの資本業務提携を行ったことは、ファッションとIPビジネスの新たな可能性を示唆するものです。今後の展開に期待が寄せられる中、若者向けファッションのさらなる進化がどのように行われるのか、注目が集まります。詳細については、yutori社の公式サイトをご覧ください。