障碍者雇用と再生可能エネルギーの新しい形が登場！

再生可能エネルギー業界の新たな挑戦：障碍者雇用と太陽光発電の両立

太陽光発電業界は、2012年の固定価格買取制度（FIT）の導入以降、急速に成長してきました。投資家にとっては、環境への貢献と安定した収入の確保が大きな魅力となっています。しかし、地球環境の変化に伴い、PM2.5や黄砂、さらには花粉の影響が懸念され、太陽光パネルの発電効率が低下しています。これに対処すべく、定期的なパネル洗浄が重要視されるようになりました。

この度、株式会社セラウェーブは、革新的な太陽光パネルの洗浄サービス「Sera P」を発表しました。このサービスは、障碍者雇用を推進し、再生可能エネルギーの安定供給を両立させることを目的としています。具体的には、障碍者施設と協働し、洗浄作業を行うことで、障碍者の賃金向上に寄与する仕組みです。

株式会社セラウェーブには、障碍を持つお子さんを持つ社員が多く在籍しており、彼らの未来を「自分ごと」として捉え、社会貢献を意識しています。特に、障碍者雇用に関する問題や福祉施設の実情に対する理解を深め、社内全体で意識を共有していることが、この取り組みの背景にあります。

私たちは、特定非営利活動法人みやぎセルプ協働受注センターと連携し、宮城県内の福祉施設20か所と農福連携の協議会を開催しました。この議論を通じて、太陽光発電設備の草刈り作業を福祉施設に委託する実践を行うことに決定しました。これにより、障碍者の雇用促進と彼らの生活環境の改善に寄与することが期待されていますし、持続可能な社会の実現に貢献できると信じています。

最近の調査（2023年3月時点）によると、日本国内で障碍者施設と太陽光発電施設施工業者が連携して「太陽光パネル洗浄サービス」を共同で行うのは、今回の事例が初めてとなります。

サービスのデモンストレーションを兼ねた記者会見も開催予定です。日時は2023年4月24日（月）14:00から、場所は宮城県東松島市のエコヴィレッジ鷲塚にて行われます。

人々の生活の質を向上させ、再生可能エネルギーの安定供給に寄与するこの取り組みは、現在の社会において特に重要な意味を持っています。私たちはこの新たな挑戦が、障碍者の雇用促進と環境への配慮を両立させる一助となることを願っています。