九州歯科大学との共同研究による新たな発見
近年、日本においては約80%の成人が歯周病を患っていると言われており、特に中高年層では慢性疾患として認識されています。良好な口腔ケアが求められる中、株式会社アルラは、岩塩由来の天然成分「バイオミネラル液」を活用した研究を進めました。九州歯科大学と共同で行ったこの研究により、この成分が歯周病およびう蝕の原因菌に対して効果的な抗菌作用を示すことが確認されたのです。
バイオミネラル液の科学的背景
バイオミネラル液は、グレートソルトレイク産の岩塩から精製された天然成分です。研究では、P. gingivalisやP. intermediaといった歯周病菌およびS. mutans、S. sobrinusなどのう蝕原因菌に対する抗菌効果が証明されました。その結果、バイオミネラル液は、従来の食塩よりも低濃度で効果を発揮し、さらに細胞毒性がないため、長期使用にも安全と言われております。
論文は2025年3月に『Journal of Oral Biosciences』に掲載され、PubMedにも収載される予定です。オープンアクセスで全文が閲覧可能なので、詳細な研究成果について興味のある方はぜひ確認してみてください。
口腔ケア製品への応用
株式会社アルラは、バイオミネラル液を用いた口腔ケア製品の開発を進めており、OEM製品として歯科医院向けに展開することが期待されています。医院独自の歯磨き剤として製品化することで、様々な利点が得られます。例えば、患者に対して根拠のある製品提案ができるため、治療や予防に対する信頼性が向上します。また、自己管理を重視する患者のニーズに応えることも可能となります。
医院の差別化要素
この新しい成分は、患者への説明責任を果たしつつ医院のブランド価値を高める可能性があります。特に、エビデンスに基づいた天然由来成分であることを強調することで、他の製品との差別化が顕著になります。さらに、臨床モニターによるデータ収集も予定されており、これにより実際の使用体験を製品に反映させることができます。
今後の展開
現在、バイオミネラル液は一般向け製品「BIOPASTE」に配合されて販売中ですが、これからは歯科医院向けの専用製品の開発に力を入れ、別の機能の検証にも取り組む所存です。また、患者の体験に基づく実データにより、「医院発の信頼される製品」を創出するため、歯科医院との連携を進めていきます。
まとめ
株式会社アルラの取り組みと九州歯科大学との共同研究は、効果的な口腔ケア製品の開発に向けて新たな一歩を刻んでいます。今後の研究結果や製品化の進展に期待が寄せられます。興味ある医院様は、ぜひお問い合わせください。
お問合せ先
株式会社アルラ
〒619-0232 京都府相楽郡精華町桜が丘
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Webサイト:
biopaste.jp