Z世代による食のイノベーションが新しい潮流を生む
生命を育む街、ニホンバシにおける新たな試み
Earth hacks株式会社と三井不動産株式会社が手を組み、Z世代を中心とする創造力を活かした食のイノベーションを推進しています。2025年3月に開催される「SAKURA FES NIHONBASHI 2025」では、Z世代が考案したオリジナルの和風アサイーボウルが販売され、2日間でわずか75食の数量限定ながら完売するという大きな反響を得ました。
プロジェクトの背景と特徴
「&mog by Mitsui Fudosan」というプラットフォームを活用し、食文化と脱炭素への意識を融合させる試みが始まっています。このプラットフォームは、日本橋の街全体を舞台に、食の事業開発に向けたソリューションを提供することを目的としています。
その中で、Z世代の新しいアイデアが実際の商品へと結実し、食の産業に新しい活力をもたらしています。
監修を担当した料理研究家・長内あや愛さんの助けを借りて、地元の食の研究開発施設「&mog Food Lab」でアサイーボウルのレシピ開発を行いました。これは、地元の食材と工夫を掛け合わせた、次世代の「和」の食文化を象徴する一品です。
今後の展望
Earth hacksは今後も、食を通じた地域の活性化に貢献しながら、脱炭素をテーマにしたさまざまなイベントやコンテンツの開発に取り組む方針です。既存の食習慣を維持しつつ、持続可能な未来を目指すこの取り組みは、単なる商業的成功だけではなく、地域貢献の新たなモデルともなるでしょう。
SAKURA FES NIHONBASHI 2025概要
- - 開催日: 2025年3月29日(土)〜30日(日)
- - 時間: 午後12:00〜18:00(商品がなくなり次第終了)
- - 場所: 福徳神社周辺(仲通り・浮世小路・福徳の森)
この祭りでは、日本橋の名店が集まり、ここでしか味わえない特別なメニューを提供します。Z世代の食の可能性を直接感じられるこの機会に多くのビジターが訪れることを期待しています。
&mog/ &mog Food Labについて
「&mog」は、三井不動産が推進する地域密着型の食文化創造プラットフォームであり、地域の食産業の課題に取り組むことを使命としています。また、「&mog Food Lab」は食の研究開発を支援するための施設で、様々なスタートアップ企業や大手食品メーカーに対して活動の場を提供しています。企業同士のマッチングやマーケティング支援を通じて、地域の食の魅力を発信する役割を担っています。
長内あや愛さんのプロフィール
食文化研究家である長内あや愛さんは、「和食と洋食の融合」をテーマに活動しており、サステナブルな料理を通して食文化の未来を模索しています。日本橋に拠点を置く「食の會 日本橋」を代表し、広く活動の場所を拡げています。
Earth hacksの取り組み
Earth hacksは、脱炭素に関心を持つ人々に向けて、エシカルな生活や製品情報を提供する共創プラットフォームです。Z世代の活動を支援する「デカボチャレンジ」と評されるビジネスコンテストや、地方自治体へのソリューション提供なども行っています。
代表取締役社長・関根澄人のビジョン
関根澄人氏は、中学生からの環境問題への関心が根底にあり、脱炭素社会への移行を目指し、生活者の共感を大切にした事業を展開しています。その考え方は、未来の食文化や社会を担うZ世代とのコラボレーションによって、さらなる発展を目指しています。