Garmin Health Awards 2024 ファイナリストの紹介
アメリカ発のデータ活用企業、ガーミンジャパン株式会社は、ウェアラブルデバイスを活用した健康管理に貢献するプロジェクト「Garmin Health Awards 2024」を開催することを発表しました。これにより、年々進化するヘルスケアソリューションの中から、最も革新的なものを選出して表彰します。
2024年のファイナリスト
今年は、世界35カ国から75を超える応募が寄せられ、日本からは株式会社竹中工務店が提案した「従業員の福利厚生に関するプロジェクト」がファイナリストとして選出されました。ヨルン・ウァツカ氏(Garmin Healthシニアディレクター)は、「革新性の多様性とレベルに感銘を受けている」とコメントしており、ファイナリストは以下の7つのプロジェクトです。
1. G2go(オーストラリア) - ヒューマン・パフォーマンス
2. Metluma(オーストラリア) - 女性の健康
3. Ping An Health Insurance Company Of China, Ltd.(中国) - 保険
4. Resilient SA(スイス) - 従業員の福利厚生
5. Runna(イギリス) - ジム&フィットネス
6. 株式会社竹中工務店(日本) - 従業員の福利厚生
7. VigiLife, Inc.(アメリカ) - 労働力の安全性と効率性
GISTAの詳細
株式会社竹中工務店は、Garminデバイスを使用して生体情報と位置情報を統合し、オフィス空間の評価システム「GISTA」を開発しました。このシステムは、心拍変動などの生体データを活用して、オフィスワーカーの集中度やストレス度をリアルタイムにフィードバックします。この情報を基に、最適な働き方や空間を可視化することで、組織全体の生産性向上を支援します。
GISTAは、アプリを通じて個人に適した作業環境を提供し、自らの健康と業務効率を同時に高めることを目指しています。
WINフロンティアの役割
さらに、GISTAにはWINフロンティアの技術が活用されています。彼らは心拍変動に基づくパフォーマンス評価の分野で先駆者として知られ、3,000万件以上の心拍データを用いた独自のアルゴリズムを開発しました。これにより、利用者は客観的なデータに基づいて自らのウェルネスを向上させることが可能になります。
業界の注目を集めるイベント
選出されたファイナリストは、2024年9月24日から25日にかけてプラハで開催される「Garmin Health Summit 2024」で、その成果をプレゼンテーションし、業界の専門家や参加者による評価を受けます。ここでは「Expert's Choice Garmin Health Award」と「People's Choice Garmin Health Award」が選ばれ、両受賞者は最大1万ドル相当のGarminウェアラブル製品を手にすることができます。
まとめ
「Garmin Health Awards 2024」は、革新的な健康ソリューションが集まる場として、今後のヘルスケア産業において重要な役割を果たすことでしょう。これを通じて、より多くの人々が健康管理に興味を持ち、実践するきっかけとなることが期待されています。今後のイベント情報などは、Garmin Healthの公式ブログで随時発表される予定です。