MPowerのリセ出資
2025-04-23 10:50:57

MPower Partnersがリセに出資、リーガルテックサービスの新時代を開く

MPower Partnersがリセに出資



ESG重視のグローバルベンチャーキャピタルファンドであるMPower Partners Fund(以下、MPower)は、中小企業向けのリーガルテックサービスを提供する株式会社リセ(以下、リセ)に対し、リードインベスターとして出資しました。この戦略的な出資は、法律業務の負担が大きい企業に新しい解決策を提供することを目的としています。

日本には約515万の企業が存在していますが、その56%が従業員4名以下という現実があります。特に中小企業にとっては、法務専任者を持つことが難しく、外部の弁護士への依頼もコスト面から制約されているというのが実情です。この状態を受けて、日本弁護士連合会による調査では、約6割の中小企業が法的な課題を抱えており、7割以上が弁護士の利用経験がないという結果が報告されています。

リセは「争いのない『滑らかな』企業活動の実現」というミッションを掲げ、主力サービスとしてAIを活用した契約書レビューサービス「LeCHECK(リチェック)」を提供しています。このサービスは2020年末に提供を開始して以来、すでに約4,000社に導入されており、中小企業から大手企業まで、幅広く利用されています。法律の専門性を持たない企業が増える中で、リセのサービスは特に大きな価値を発揮しています。

MPowerは、リセの提供するサービスの可能性と社会的意義に共感し、今回の出資を決定しました。また、「LeCHECK」に加え、翻訳機能サービス「LeTRANSLATE(リランスレイト)」や契約書のAI管理サービス「LeFILING(リファイリング)」といった新しい機能にも期待を寄せています。MPowerは、より多くの企業や団体にリセのサービスが届くよう、同社の成長を全力でサポートしていく方針です。

リセの代表取締役、藤田美樹氏は「ESGを重視する投資家からの支援を受けることができたことは、当社の社会的役割の重要性を再確認する機会となりました。法務が整っていない中小企業への支援を通じて、公平な取引環境を整えることで社会課題に貢献していきたい」と述べています。また、法務体制が不十分な企業に向けた法律サービスの提供が、ガバナンスやコンプライアンスの強化にも寄与するという見解を示しています。

MPower Partnersのパートナー、深澤優壽は「リセは高度な法務専門性とAIを融合させたプロダクトで、多くの企業に導入されています。そのリーダーシップのもと、進化を続けるAI技術を活用していくことで、日本のリーガルテクノロジー業界において重要な役割を果たしていくでしょう」と未来への期待を寄せました。

今回の資金調達をきっかけに、リセは一層付加価値の高いサービスを提供し、多くの企業の持続的成長に貢献することを目指しています。今後の動向に注目が集まります。

会社情報


株式会社リセ


  • - 会社名: 株式会社リセ
  • - 住所: 東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11階
  • - 代表取締役社長: 藤田美樹
  • - 企業HP: lisse-law.com

MPower Partners Fund


MPower Partners Fundは、ESG視点を取り入れたグローバル・ベンチャー・キャピタル・ファンドであり、テクノロジーを通じて社会的課題への解決を目指す企業を支援しています。ファンドの詳細はこちら


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